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かどがとれる【角が取れる】🔗⭐🔉
かどがとれる【角が取れる】
他人と仲よくつきあえるほどに円熟して性格が穏やかになることのたとえ。
《例文》
「勤めに出るようになって彼も角が取れてきた。」
かどまつはめいどのたびのいちりづか【門松は冥土の旅の一里塚】🔗⭐🔉
かどまつはめいどのたびのいちりづか【門松は冥土の旅の一里塚】
正月の門松は、めでたいものだが、立てるたびに年を取ってゆくのだから、死に近づいてゆく一里塚のようなものであるということ。
《参考》
(イ)一休和尚(イッキュウオショウ)の狂歌「門松は冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし」から。
(ロ)昔の年齢の数え方である数え年では、生まれた年を1歳とし、正月ごとに1歳ずつ加えていった。
かなえのけいちょうをとう【鼎の軽重を問う】▽中国🔗⭐🔉
かなえのけいちょうをとう【鼎の軽重を問う】▽中国
権力者の実力を疑い軽んじてその地位をくつがえそうとすることのたとえ。
その人の能力などを疑うことのたとえ。
《例文》
「首相は、物価の高騰を抑えられるかどうかで鼎の軽重を問われるだろう。」
《参考》
(イ)「鼎」は、3本足の銅器で、王位の象徴。
(ロ)周の王室が衰え始め、諸国の王が互いに実権を握ろうと争っていたころ、勢力の強い楚(ソ)の荘王(ソウオウ)が、周の王室の使者に対して、その宝器であるかなえの大小・軽重を尋ねたということから。
《出典》
〔春秋左氏伝(シュンシ゛ュウサシテ゛ン)・宣公三年〕
かなえのわくがごとし【鼎の沸くが如し】▽中国🔗⭐🔉
かなえのわくがごとし【鼎の沸くが如し】▽中国
《鼎(カナエ)の中で湯が沸騰するようであるの意》あちこちに騒動が起こって人々が騒ぎ立て、非常に混乱することのたとえ。また、いろいろな議論が盛んに起こることのたとえ。
《参考》
「鼎」は、古代の中国で、食物を煮るのに用いた三本足の銅器。
《出典》
〔漢書(カンシ゛ョ)・霍光伝〕
ことわざ ページ 118。