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かんはつをいれず【間髪を容れず】▽中国🔗⭐🔉
かんはつをいれず【間髪を容れず】▽中国
間に1本の髪の毛を入れるほどのすきまもない。ほとんど間(マ)を置かずに物事をするようす。即座に。「間髪を入れず」とも。
《例文》
「友人に冗談を言ったら、間髪をいれず言い返されてしまった」
《参考》
「間髪(カンハ゜ツ)を容れず」はまちがい。「間、髪を容れず」と読む。
《出典》
〔文選(モンセ゛ン)・枚乗(ハ゛イシ゛ョウ)・上書して呉王を諫む〕
かんばのろう【汗馬の労】▽中国🔗⭐🔉
かんばのろう【汗馬の労】▽中国
戦場での苦労、または手柄のたとえ。戦功。
《出典》
臣等(ラ)ハ身堅(ケン)ヲ被(コウム)リ鋭ヲ執リ、多キ者ハ百余戦、少ナキ者ハ数十合、城ヲ攻メ地ヲ略スルコト、大小各(オノオノ)差有リ。今蕭何(ショウカ)ハ未(イマ)ダ嘗(カツ)テ汗馬ノ労有ラズ、徒(タタ゛)ニ文墨ヲ持シテ議論スルノミニシテ戦ワズ。〔史記(シキ)・蕭相国世家〕。
世話をして忙しくかけまわる苦労のたとえ。
《例文》
「汗馬の労をいとわず。」
《参考》
「汗馬」は、馬を走らせて汗をかかせること。
かんばんにいつわりなし【看板に偽りなし】🔗⭐🔉
かんばんにいつわりなし【看板に偽りなし】
中身と外見が一致していることのたとえ。また、日ごろ言っていることと実行とが一致していることのたとえ。
《類句》看板隠(カク)れなし。
かんぷなきまで【完膚無きまで】🔗⭐🔉
かんぷなきまで【完膚無きまで】
相手に対する攻撃や非難が徹底的であるようす。
《例文》
「作品を一つ一つ取り上げ、完膚無きまでに批判した。」
《参考》
「完膚」は、傷のない完全な膚。
かんぽうのまじわり【管鮑の交わり】▽中国🔗⭐🔉
かんぽうのまじわり【管鮑の交わり】▽中国
心から信頼し合って相手のために尽くす、友人同士の深い交際のたとえ。
《参考》
春秋時代、斉(セイ)の管仲(カンチュウ)と鮑叔(ホウシュク)は、非常に仲がよく、共同で商売をしたとき、もうけの分け前を貧乏な管仲が多く取ったが、鮑叔は少しも苦情を言わなかった。管仲は「我を知る者は鮑叔なり。」と言い、二人はますます親密になったという。
《出典》
〔列子(レッシ)・力命篇〕《史記(シキ)・管晏伝》
かんむりをまげる【冠を曲げる】🔗⭐🔉
かんむりをまげる【冠を曲げる】
旋毛を曲げる
かんらくきわまりてあいじょうおおし【歓楽極まりて哀情多し】▽中国🔗⭐🔉
かんらくきわまりてあいじょうおおし【歓楽極まりて哀情多し】▽中国
大きな喜びや楽しみの後には物悲しい気持ちが起こってくる。「楽しみ極まりて哀情多し」とも。
《出典》
歓楽極マリテ哀情多シ。少壮ハ幾時(イクトキ)カ、老イヲ奈可(イカン)セン。〔文選(モンセ゛ン)・漢武帝(カンノフ゛テイ)・秋風の辞〕
ことわざ ページ 131。