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くんしゅさんもんにいるをゆるさず【葷酒山門に入るを許さず】🔗🔉

くんしゅさんもんにいるをゆるさず【葷酒山門に入るを許さず】 臭気のある野菜と酒を口にした者は、寺内に入ることを許さないということ。 《参考》 (イ)「葷」は、臭い野菜のことで、ねぎ・にら・らっきょう・にんにく・しょうがなどをいう。仏家では不浄なものとする。酒は、心を乱すという。 (ロ)寺門の傍らには、「不許葷酒山門」と刻んだ戒壇石が建っている。

くんしんすいぎょ【君臣水魚】▽中国🔗🔉

くんしんすいぎょ【君臣水魚】▽中国 君主と臣下の関係は、水と魚との関係のように非常に親密であるということ。 《参考》 水魚の交わり。

ぐんばいをあげる【軍配を上げる】🔗🔉

ぐんばいをあげる【軍配を上げる】 勝敗・優劣などを判断してその決定を示すことのたとえ。 《例文》 「社長は積極論を抑えて慎重論に軍配を上げた。」 《参考》 相撲(スモウ)で、行司(キ゛ョウシ゛)が勝った力士のほうに軍配を上げて勝利を宣告することから。 《類句》団扇(ウチワ)を上げる。

くんぷのあだはともにてんをいただかず【君父の讐は倶に天を戴かず】▽中国🔗🔉

くんぷのあだはともにてんをいただかず【君父の讐は倶に天を戴かず】▽中国 《主君と父との敵(カタキ)とは一緒にこの世に生存することはできないの意》君主と父の敵には必ず報復するということ。 《参考》 不倶載天。 《出典》 〔礼記(ライキ)・曲礼上篇〕

ぐんもうぞうをなず【群盲象を撫ず】▽東洋🔗🔉

ぐんもうぞうをなず【群盲象を撫ず】▽東洋 凡人が大人物や大事業を批評しても、一部分の批評にすぎず、全体を批評することができないことのたとえ。「群盲象を評す」とも。 《出典》 〔六度経(ロクト゛キ゛ョウ)〕 《類句》衆盲(シュウモウ)象を摸(モ)す。

ぐんもんにくだる【軍門に降る】🔗🔉

ぐんもんにくだる【軍門に降る】 戦争に負けて敵に降参する。また、競争に負けて相手に屈伏する。 《例文》 「豊臣(トヨトミ)家はついに力尽きて徳川家の軍門に降った。」 《参考》 「軍門」は、軍営の入り口のこと。

ぐんようをかってもうこをせむ【群羊を駆って猛虎を攻む】▽中国🔗🔉

ぐんようをかってもうこをせむ【群羊を駆って猛虎を攻む】▽中国 《多くの羊を駆り集めて一匹のたけだけしいとらを攻めるの意》 多くの弱小国を連合させて強国に対抗することのたとえ。 弱小国をいくら多く連合させても強国には対抗できないということのたとえ。 《参考》 戦国時代の外交問題専門の遊説家張儀(チョウキ゛)が、西方の強大国秦(シン)のために、合従(カ゛ッショウ)策(=秦に対抗して弱小国が同盟しようとする策)を打破して、連衡(レンコウ)策(=弱小国が連合して秦と同盟しようとする策)を成立させようと、楚(ソ)の懐王を説得して言ったことば。 《出典》 夫(ソ)レ従(ショウ)ヲ為(ナ)ス者ハ、以(モッ)テ群羊ヲ駆ッテ猛虎ヲ攻ムルニ異ナル無シ。夫レ虎ノ羊ニ与(オ)ケル、格セズシテ明ラカナリ。〔戦国策(センコ゛クサク)・楚〕

ことわざ ページ 173