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しかをおう【鹿を逐う】▽中国🔗🔉

しかをおう【鹿を逐う】▽中国 帝位や政権を得て天下を治めようとして争うことのたとえ。 《参考》 中原に鹿を逐う。 《出典》 秦(シン)ノ綱(コウ)絶エ維(イ)弛(ユル)ブヤ、山東大イニ擾(ミタ゛)レ、異姓並ビ起コリ、英俊烏集(ウシュウ)ス。秦、其(ソ)ノ鹿(=天下)ヲ失イ、天下共ニ之(コレ)ヲ逐ウ。是(ココ)ニ於(オイ)テ高材疾足(シッソク)ノ者先(マ)ズ得タリ。〔史記(シキ)・淮陰侯伝〕

しかをおうものはやまをみず【鹿を逐う者は山を見ず】▽中国🔗🔉

しかをおうものはやまをみず【鹿を逐う者は山を見ず】▽中国 《しかを捕ろうとして追い掛けている者は、その事に夢中になって回りの山を見ないの意》利益を得ようとして夢中になっている者は他の事を顧みる余裕がないことのたとえ。「猟師は山を見ず」とも。 《出典》 鹿ヲ逐ウ者ハ山ヲ見ズ、金ヲ攫(ツカ)ム者ハ人ヲ見ズ。〔虚堂録(キョト゛ウロク)〕 《類句》獣(シ゛ュウ)を逐う者は目に太山(タイサ゛ン)を見ず。

しかをさしてうまとなす【鹿を指して馬と為す】▽中国🔗🔉

しかをさしてうまとなす【鹿を指して馬と為す】▽中国 間違いをどこまでも押し通すことのたとえ。また、作り事をして人を欺き、ばかにすることのたとえ。「鹿(シカ)を馬」とも。 《参考》 秦(シン)の始皇帝の死後、実権を得た趙高(チョウコウ)は、群臣が自分に従うかどうかを試してみようと思って、馬だと言ってしかを二世皇帝に献じた。群臣の中で趙高におもねり従う者は馬だと言ったが、しかだと正直に言った者は刑罰に処せられたという。 《出典》 〔史記(シキ)・秦始皇本紀〕 《類句》馬を牛という。鷺(サキ゛)を烏(カラス)。白を黒と言う。

じかんのもんだい【時間の問題】🔗🔉

じかんのもんだい【時間の問題】 その物事は、遅いか早いかの違いはあってもいつか必ずそうなるということ。 《例文》 「彼の潔白が世間に認められるようになるのは時間の問題だ。」

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