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いたごいちまいしたはじごく【板子一枚下は地獄】🔗🔉

いたごいちまいしたはじごく【板子一枚下は地獄】 《船の底板の下は、いつ落ちて死ぬか分からない海であるの意》 船乗りが危険な職業であることのたとえ。「船乗りは板子一枚下は地獄」とも。 滅亡するかもしれないほどの、非常に危険な立場・情況にいることのたとえ。 《類句》一寸下は地獄。

いたしかゆし【痛し痒し】🔗🔉

いたしかゆし【痛し痒し】 《かけば痛いし、かかなければかゆいの意》都合のよい面があるが、都合の悪い面もあって、どうしたらよいか迷うことのたとえ。 《例文》 「しかし、実際はそこで彼と暮らすようになって見ると、伸子は、その特典を痛し痒しに感じた。」《宮本百合子(ミヤモトユリコ)・伸子》

いただくものはなつもこそで【戴く物は夏も小袖】🔗🔉

いただくものはなつもこそで【戴く物は夏も小袖】 《もらう物なら、暑い夏に役に立たない小そででももらうの意》非常に欲が深いことのたとえ。「貰う物は夏も小袖」とも。 《参考》 「小袖」は、絹の綿入れのことで、冬の衣料。

いたちのさいごっぺ【鼬の最後屁】🔗🔉

いたちのさいごっぺ【鼬の最後屁】 《いたちは追い詰められると、尻(シリ)から悪臭を放って敵をひるませ、そのすきに逃げることから》窮地に立ったときに用いる、苦し紛れの非常手段のたとえ。 《例文》 「すごい捨て台詞(セ゛リフ)だったが、それはいたちの最後屁だった。」 《参考》 軽く非難して言うことば。

いたちのなきまのてんぼこり【鼬の無き間の貂誇り】🔗🔉

いたちのなきまのてんぼこり【鼬の無き間の貂誇り】 《自分の強敵であるいたちのいない間に大威張りするてんの誇りの意》自分より強い者のいない所で威張ることのたとえ。 《類句》鼬の無き間の鼠。

いたちのみち【鼬の道】🔗🔉

いたちのみち【鼬の道】 《いたちは同じ道を2度は通らないということから》今までの交際が途絶えてばったり行き来しなくなること。「鼬の道切り」とも。

いたにつく【板に付く】🔗🔉

いたにつく【板に付く】 役目・仕事や服装・態度などがその人によく似合っていて調和していることのたとえ。 《例文》 「蝶子のマダム振りも板についた。」《織田作之助(オタ゛サクノスケ)・夫婦善哉》 《参考》 (イ)「板」は芝居の舞台のこと。役者の演技が舞台によく調和するようになることから出たことば。 (ロ)「付く」は「着く」とも書く。

ことわざ ページ 39