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いっかくをくずす【一角を崩す】🔗⭐🔉
いっかくをくずす【一角を崩す】
相手の守りの一部分を破って攻撃・批判する手掛かりを得ることのたとえ。
《例文》
「暴言を吐(ハ)いた大臣を辞任に追いこんで、野党は政府の一角を崩した。」
いっかをきちょす【一家を機杼す】▽中国🔗⭐🔉
いっかをきちょす【一家を機杼す】▽中国
《機(ハタ)を織って織り出すように》独得な言論や文章を工夫して普通とは別の独自な一派を作ることのたとえ。
《参考》
「機杼」は、機と、機の横糸を通す道具の意で、機織り仕事。
《出典》
瑩(エイ)嘗(カツ)テ人ニ語リテ曰(イワ)ク、文章ハ須(スヘ゛カラ)ク自ラ機杼ヲ出(イタ゛)シテ一家ノ風骨ヲ成スベシ。何ゾ能(ヨ)ク人ト共ニ生活ヲ同ジクセンヤ。〔北史(ホクシ)・祖瑩伝〕
いっかをなす【一家を成す】🔗⭐🔉
いっかをなす【一家を成す】
学問・技芸などで、独立して存在する一つのすぐれた流派を立てたり権威者となったりすることのたとえ。
《例文》
「本業は詩人だが、文人画でも一家を成している。」
いっかんのおわり【一巻の終わり】🔗⭐🔉
いっかんのおわり【一巻の終わり】
すべてが終わること。また、特に、死ぬこと。
《例文》
「この崖(カ゛ケ)から落ちれば一巻の終わりだ。」
《参考》
無声映画の弁士が映画の終わりに言ったことから広まったことば。
いっきょりょうとく【一挙両得】▽中国🔗⭐🔉
いっきょりょうとく【一挙両得】▽中国
一つのことを行うことで同時に二つの利益を得ること。
《出典》
〔晋書(シンシ゛ョ)〕
《類句》一石二鳥。
いっけんかげにほゆればひゃっけんこえにほゆ【一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ】▽中国🔗⭐🔉
いっけんかげにほゆればひゃっけんこえにほゆ【一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ】▽中国
1匹の犬が人影を見てほえると、その周りの犬がその声につられて全部ほえ出す。一人がいい加減なことを言うと、世間の多くの人々はそれを真実として言い広めるということ。「一犬形に吠ゆれば百犬声に吠ゆ」とも。
《出典》
〔潜夫論(センフ゜ロン)・賢難篇〕
《類句》一犬虚に吠ゆれば万犬実(シ゛ツ)を伝う。一人(イチニン)虚を伝うれば万人実を伝う。
いっこきゅうさんじゅうねん【一狐裘三十年】▽中国🔗⭐🔉
いっこきゅうさんじゅうねん【一狐裘三十年】▽中国
《1枚の狐裘を30年間着るの意》非常に倹約なことのたとえ。
《参考》
(イ)「狐裘」は、狐(キツネ)のわきの下の白い毛皮で作った衣服で、貴重なものとされる。
(ロ)斉(セイ)の宰相晏嬰(アンエイ)は1枚の狐裘を30年間も着、自ら手本を示して世の人々に倹約を勧めたという。
《出典》
〔礼記(ライキ)・檀弓下篇〕
《類句》晏嬰の狐裘。
ことわざ ページ 45。