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いちもんおしみのひゃくしらず【一文惜しみの百知らず】🔗🔉

いちもんおしみのひゃくしらず【一文惜しみの百知らず】 必要なわずかな金を出すのを惜しんでいて、後で起こる大きな損に気が付かないことのたとえ。 《類句》一文惜しみの百失い。一銭惜しみの百知らず。一文拾いの百落とし。

いちようおちててんかのあきをしる【一葉落ちて天下の秋を知る】▽中国🔗🔉

いちようおちててんかのあきをしる【一葉落ちて天下の秋を知る】▽中国 他の木より早く落葉するあおぎりの葉が落ちるのを見て、季節が既に秋になったことを知る。ちょっとした兆しによって、その後に来るべきものを察することのたとえ。「一葉知秋(イチヨウチシュウ)」とも。 《出典》 一葉ノ落ツルヲ見テ、歳ノ将(マサ)ニ暮レナントスルヲ知ル。瓶中(ヘイチュウ)ノ氷ヲ睹(ミ)テ、天下ノ寒キヲ知ル。近キヲ以(モッ)テ遠キヲ論ズルナリ。〔淮南子(エナンシ゛)・説山訓〕

いちりをおこすはいちがいをのぞくにしかず【一利を興すは一害を除くに若かず】▽中国🔗🔉

いちりをおこすはいちがいをのぞくにしかず【一利を興すは一害を除くに若かず】▽中国 利益になることを新しく一つ始めるよりは、現実の障害になっていることを一つ除くほうがよいということ。 《出典》 楚材(ソサ゛イ)毎(ツネ)ニ言ウ。一利ヲ興スハ、一害ヲ除クニ若カズ。一事ヲ生ズルハ、一事ヲ減ズルニ若カズ。〔元史(ケ゛ンシ)・耶律楚材伝〕

いちをきいてじゅうをしる【一を聞いて十を知る】▽中国🔗🔉

いちをきいてじゅうをしる【一を聞いて十を知る】▽中国 少しのことを聞いただけですぐに全体を悟る。非常に賢くて理解が早いことのたとえ。 《出典》 回(カイ)ヤ一ヲ聞キテ以(モッ)テ十ヲ知ル。賜(シ)ヤ一ヲ聞キテ以テ二ヲ知ル。〔論語(ロンコ゛)・公冶長篇〕

いちをしりてにをしらず【一を識りて二を知らず】▽中国🔗🔉

いちをしりてにをしらず【一を識りて二を知らず】▽中国 物事の一面だけを知っていて他の面を知らない。見識が狭くて浅いことのたとえ。「其(ソ)の一を識りて其の二を知らず」とも。 《出典》 彼ハ仮ニ渾沌氏(コントンシ)ノ術ヲ脩(オサ)ムル者ナリ。其(ソ)ノ一ヲ識リテ其ノ二ヲ知ラズ。其ノ内ヲ治メテ其ノ外ヲ治メズ。〔荘子(ソウシ゛)・天地篇〕

ことわざ ページ 44