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みみをかたむける【耳を傾ける】🔗⭐🔉
みみをかたむける【耳を傾ける】
よく聞こうとして、注意して聞く。傾聴する。
《例文》
「夜空を行くがんの声に耳を傾けるのでありました。」《井伏鱒二(イフ゛セマスシ゛)・屋根の上のサワン》
みみをしんじてめをうたがう【耳を信じて目を疑う】▽中国🔗⭐🔉
みみをしんじてめをうたがう【耳を信じて目を疑う】▽中国
《話に聞いたことを信じ、実際に見たことを疑うの意》遠くのことや昔のことは、ありがたがるが、近くのことや現在のことは軽く扱うことのたとえ。「耳を貴(タット)び目を賤(イヤ)しむ」と同意。
《出典》
遠キヲ貴ビテ近キヲ賤シムルハ常人ノ情ヲ用ウルナリ。耳ヲ信ジテ目ヲ疑ウハ古今ノ患(ワス゛ライ)トスル所ナリ。〔抱朴子(ホウホ゛クシ)・広譬篇〕
みみをすすぐ【耳を滌ぐ】▽中国🔗⭐🔉
みみをすすぐ【耳を滌ぐ】▽中国
《耳を洗い清めるの意》俗世の地位や名誉を汚らわしいものとして拒否し、隠遁(イントン)して俗世を逃れることのたとえ。「耳を洗う」とも。
《参考》
(イ)昔、尭帝(キ゛ョウテイ)が許由(キョユウ)にその位を譲ろうと言ったとき、政治権力を不純なものと考えていた許由はそれを断り、耳が汚れたと言って潁川(エイセン)で洗い清め、箕山(キサ゛ン)に隠れ住んだという。
(ロ)潁川に耳を洗う。
《出典》
〔高士伝(コウシテ゛ン)〕
みみをすます【耳を澄ます】🔗⭐🔉
みみをすます【耳を澄ます】
聞き逃さないように注意を集中して聞く。
《例文》
「敵の気配に耳を澄ました。」
みみをそばだてる【耳を欹てる】🔗⭐🔉
みみをそばだてる【耳を欹てる】
わずかな物音や話でも聞き逃すまいとして注意を払う。
《例文》
「落ち武者は木の間を吹き抜ける風の音にさえ耳をそばだてた。」
《参考》
「欹てる」は、一方の端を高く立てること。
《類句》耳を澄ます。耳を立てる。
ことわざ ページ 521。