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あきばさんからかじ【秋葉山から火事】🔗🔉

あきばさんからかじ【秋葉山から火事】 人を戒める立場にある者が自分からあやまちを犯してしまうことのたとえ。 ◎「秋葉山」は火災除(よ)けの祭神として知られる静岡県の秋葉神社のこと。その鎮火・防火の神様が火事を出してしまうの意から。

あきびよりはんさく【秋日和半作】🔗🔉

あきびよりはんさく【秋日和半作】 秋の天候しだいで、稲の収穫は半ば決まってしまうということ。 〔類〕秋荒れ半作

あきやでこえからす【空き家で声嗄らす】🔗🔉

あきやでこえからす【空き家で声嗄らす】 無駄骨(むだぼね)を折ること、徒労であることのたとえ。 ◎空き家でどんなに大声で案内を請うても、だれも出て来るはずがなく声が嗄れるだけだの意から。 〔類〕楽屋で声を嗄らす/空き家で棒を振る

あきやのせっちん【空き家の雪隠】🔗🔉

あきやのせっちん【空き家の雪隠】 返事がない、応答がないときに言うしゃれことば。 ◎「雪隠」は便所のことで、空き家では使う人がないから「肥(こえ)なし」で、それを「声なし」に掛けたもの。

あきらめはこころのようじょう【諦めは心の養生】🔗🔉

あきらめはこころのようじょう【諦めは心の養生】 たとえ失敗や不運があったとしても、くよくよせずにすっぱりあきらめるのが精神衛生上よいということ。

あきれがれいにくる【呆れが礼に来る】🔗🔉

あきれがれいにくる【呆れが礼に来る】 呆れかえることを誇張して言うことば。 ◎あまりにも呆れて、呆れのほうからお礼に来るほどだの意から。「呆れがお礼」とも言う。 〔類〕呆れが股引で礼に来る

アキレスけん【アキレス腱】🔗🔉

アキレスけん【アキレス腱】 かかとの骨の上にある、歩行に重要なはたらきをする太い筋。転じて、強そうに見える者が備えている致命的で唯一の弱点のたとえ。 ◎ギリシャ神話の英雄アキレスが、唯一の弱点であったこの腱を射られて死んだことから。英語はAchilles"heelと言う。 〔類〕弁慶の泣き所

あきんどとびょうぶはすぐにはたたぬ【商人と屏風は直ぐには立たぬ】🔗🔉

あきんどとびょうぶはすぐにはたたぬ【商人と屏風は直ぐには立たぬ】 正しい理屈を並べたり、正直一途(いちず)だけでは商売は成り立たず、客の機嫌を損ねないように努めないと商売は繁盛しないということ。 ◎「直ぐ」は真っ直ぐの意。屏風はそのまま真っ直ぐには立たず、折り曲げないと立たないように、商人も真っ正直なだけではだめで、時には考えを曲げてでも客の好みに合わせなければやっていけないの意から。「商人と屏風は曲がらねば立たぬ」「屏風と商人は直ぐには立たぬ」とも言う。 〔類〕人と屏風は直ぐには立たぬ

ことわざ ページ 618