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かねもちけんかせず【金持ち喧嘩せず】🔗🔉

かねもちけんかせず【金持ち喧嘩せず】 喧嘩に手を出したりすれば損はしても、得にはならないことを金持ちは知っているので、人と争うような愚かなことはしないということ。 〔較〕Agree,for the law is costly.(訴訟は金がかかるから和解しろ)

かねもちとはいふきはたまるほどきたない【金持ちと灰吹きは溜まるほど汚い】🔗🔉

かねもちとはいふきはたまるほどきたない【金持ちと灰吹きは溜まるほど汚い】 金持ちは財産がたまればたまるほど、その財産を減らすまいとしたり、もっと増やそうとしたりして、逆にけちになって、心が卑しくなるものだということ。 ◎「灰吹き」は、たばこの吸い殻を入れる竹筒のこと。吸い殻がたまることと金がたまることをかけたことば。 〔類〕金と塵は積もるほど汚い

かふくはあざなえるなわのごとし【禍福は糾える縄の如し】🔗🔉

かふくはあざなえるなわのごとし【禍福は糾える縄の如し】 世の中、不幸が転じて幸福になったり、逆に幸福が転じて不幸になったりする。幸福と不幸とはめぐりめぐってかわるがわるやってくるものだということ。 ◎「禍福」は禍(わざわい)と幸福、「糾える」はより合わせるの意。禍福はちょうどより合わせた一本の縄のようなものだの意から。 〔出〕史記 〔類〕塞翁が馬/沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり 〔較〕Sadness and gladness succeed each other.(悲しみと喜びは交互にやってくる)

かぶとをぬぐ【兜を脱ぐ】🔗🔉

かぶとをぬぐ【兜を脱ぐ】 「参りました」「恐れ入りました」と降参すること。 ◎昔、戦いに敗れて相手の軍門に下るとき、弓の弦を断ち、兜を脱いで、敗北を認める意思表示をしたことから。なお「兜」は「冑」とも書く。

かぶをまもりてうさぎをまつ【株を守りて兎を待つ】🔗🔉

かぶをまもりてうさぎをまつ【株を守りて兎を待つ】 古いしきたりにこだわり、時勢の変化に気づかなかったり、一度味をしめたことにとらわれて、いつまでも変化や進歩をしないことのたとえ。 ◎昔、中国宋(そう)の農民が切り株に兎がぶつかって死んだのを拾って以来、また同様に兎が手に入るのではないかと仕事もしないで毎日その切り株を見守っていたという故事から。「株(くいぜ)を守りて兎を待つ」「株(くいぜ)を守る」「守株(しゅしゅ)」とも言う。 〔出〕韓非子(かんぴし) 〔類〕柳の下にいつも泥鰌はいない

ことわざ ページ 740