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くすりくそうばい【薬九層倍】🔗🔉

くすりくそうばい【薬九層倍】 薬の値段は原価に比べて、とんでもなく高いということ。 ◎「九層倍」は「九倍」を強めた言い方で、薬の「く」と「九」の語呂(ごろ)を合わせたことば。 〔類〕呉服五層倍

くすりひとをころさず くすし ひとをころす【薬人を殺さず 薬師 人を殺す】🔗🔉

くすりひとをころさず くすし ひとをころす【薬人を殺さず 薬師 人を殺す】 ものは使い方ひとつで、役にも立つし、害にもなる。要は、それを使う人の使い方しだいだということ。 ◎「薬師」は医者のこと。薬を飲んで死んだとしても薬が人を殺したのではなく、まちがった処方をした医者が殺したのだの意から。「薬師は人を殺せど薬人を殺さず」とも言う。

くすりもすぎればどくとなる【薬も過ぎれば毒となる】🔗🔉

くすりもすぎればどくとなる【薬も過ぎれば毒となる】 どんなにためになるよいものでも、度を過ごせば害になるというたとえ。 ◎病気を治すための薬も、適量以上飲めばかえって害になるの意から。 〔類〕過ぎたるは猶及ばざるが如し

くすりよりようじょう【薬より養生】🔗🔉

くすりよりようじょう【薬より養生】 病気になって薬に頼るより、日ごろから養生して健康を保つように心がけよということ。 〔較〕Prevention is better than cure.(予防は治療にまさる)

くだのあなからてんをのぞく【管の穴から天を覗く】🔗🔉

くだのあなからてんをのぞく【管の穴から天を覗く】 →管を以て天を窺う

くだりざかにこしをおす【下り坂に腰を押す】🔗🔉

くだりざかにこしをおす【下り坂に腰を押す】 盛りをすぎ、衰えかけているものに対して、さらに衰えを助長するようなふるまいをすること。 〔較〕If ever I get his cart whemling I"ll give it a put.(奴(やつ)の馬車が転覆しかかってでもいようものなら一押しくれてやるよ)

くだをまく【管を巻く】🔗🔉

くだをまく【管を巻く】 酒に酔って同じことやくだらないことをくどくどと言い続けること。 ◎「管」は紡績に使う糸を巻きつける軸のこと。糸繰り車を回すとぶんぶんと音をたて、その音を酔っぱらいの繰り言にたとえたことから。

くだをもっててんをうかがう【管を以て天を窺う】🔗🔉

くだをもっててんをうかがう【管を以て天を窺う】 狭い見識やあさはかな知識で大きな問題を論じたり、判断したりするたとえ。 ◎細い管の穴から空をのぞいてみても、大きな空のほんの一部しか見えないことから。「管」は「かん」とも言う。「管の穴から天を覗(のぞ)く」「針の穴から天を覗く」とも言う。 〔出〕荘子(そうじ) 〔類〕葦の髄から天井を覗く/貝殻で海を量る 〔較〕see the sky through a funnel(漏斗(ろうと)を通して空を見る)

ことわざ ページ 780