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こめのめしよりおぼしめし【米の飯より思し召し】🔗🔉

こめのめしよりおぼしめし【米の飯より思し召し】 ごちそうしてくれたり、物を頂戴(ちょうだい)したりするのもうれしいにはうれしいが、それよりもそれをしてくれたという気持ちのほうがずっとうれしいということ。 ◎「飯(めし)」と「召し」をかけて調子よく言ったもの。 〔類〕食うた餅より心持ち 〔対〕思し召しより米の飯

こめをかぞえてかしぐ【米を数えて炊ぐ】🔗🔉

こめをかぞえてかしぐ【米を数えて炊ぐ】 くだらない小さなことを、いちいち気にしたり、また、ひどく物惜しみをしたりするたとえ。 ◎米を一粒一粒数えて飯を炊(た)くの意から。 〔出〕荘子(そうじ)

こゆえのやみにまよう【子ゆえの闇に迷う】🔗🔉

こゆえのやみにまよう【子ゆえの闇に迷う】 子供かわいさのあまり、暗闇に迷い込んだかのように、親が冷静さを失い、思慮分別がまったくつかなくなってしまうこと。 〔類〕子ゆえに迷う親心/子に引かるる親心

ころがるいしにはこけがはえぬ【転がる石には苔が生えぬ】🔗🔉

ころがるいしにはこけがはえぬ【転がる石には苔が生えぬ】 こまめにからだを動かしてよく働く人が、いつも健康で生き生きしていることのたとえ。また、たびたび仕事や住居を変える人は地位も得られず、金もたまらないというたとえ。 ◎本来はたびたび転職するのはよくないの意のイギリスのことわざ。「転石苔を生ぜず」「転石苔むさず」とも言う。英語はA rolling stone gathers no moss.

ころばぬさきのつえ【転ばぬ先の杖】🔗🔉

ころばぬさきのつえ【転ばぬ先の杖】 しくじらないように、あらかじめ念には念を入れて用心することがだいじだというたとえ。 ◎転んでからでは間に合わない。転ぶ前に用心して杖を突けの意から。 〔例〕「転ばぬ先に杖にする子を仕込み」(古川柳) 〔較〕Prevention is better than cure.(予防は治療にまさる)

ころもばかりでおしょうはできぬ【衣ばかりで和尚はできぬ】🔗🔉

ころもばかりでおしょうはできぬ【衣ばかりで和尚はできぬ】 形だけ整っていても中身が伴わなければものの役には立たないというたとえ。 ◎単に僧衣をまとっただけでは僧侶(そうりょ)にはなれない。それなりの仏心を持たなければならないの意から。 〔較〕The cowl does not make the monk.(僧衣だけで僧にはなれない)

ことわざ ページ 819