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おいたるうまはみちをわすれず【老いたる馬は路を忘れず】▽中国🔗⭐🔉
おいたるうまはみちをわすれず【老いたる馬は路を忘れず】▽中国
経験を積んだ者は方針や判断を誤らないことのたとえ。
《出典》
迷惑シ(=迷う)テ道ヲ失ウ。管仲(カンチュウ)曰(イワ)ク、老馬ノ智(チ)用ウ可(ヘ゛)シト。乃(スナワ)チ老馬ヲ放チテ之(コレ)ニ随(シタカ゛)イ、遂(ツイ)ニ道ヲ得タリ。〔韓非子(カンヒ゜シ)・説林上篇〕
代々恩を受けた者は元の主人の恩を忘れないことのたとえ。
《類句》老馬道を知る。
おいてはこにしたがえ【老いては子に従え】▽東洋🔗⭐🔉
おいてはこにしたがえ【老いては子に従え】▽東洋
人は、年を取ったら、何事も成人した子に任せ、老人の偏った考えを表面に出さないほうがよいということ。
《参考》
昔は、女性の三従(サンシ゛ュウ)(家にあっては父に、嫁しては夫に、夫死しては子に従うこと)の一つであったが、後、男女に関係なく使われるようになった。
《出典》
一切ノ女身(ニョシン)ハ繋属(ケイソ゛ク)スル所無ケレバ、則(スナワ)チ悪名ヲ受ク。女人(ニョニン)ノ体(タイ)幼ケレバ則チ父母ニ従イ、少(ワカ)ケレバ則チ夫ニ従イ、老ユレバ則チ子ニ従ウ。〔大智度論(タ゛イチト゛ロン)〕
おいてますますさかん【老いてますます壮】▽中国🔗⭐🔉
おいてますますさかん【老いてますます壮】▽中国
老年になっても衰えず、いっそう元気であること。
《出典》
丈夫(シ゛ョウフ)ノ志(ココロサ゛シ)ヲ為(ナ)スヤ、窮シテハ当(マサ)ニ益(マスマス)堅(ケン)ナルベシ、老イテハ当ニ益壮(サカン)ナルベシ。〔後漢書(コ゛カンシ゛ョ)・馬援伝〕
おいのいってつ【老いの一徹】🔗⭐🔉
おいのいってつ【老いの一徹】
老人の、他人の意見などを聞き入れないがんこさのこと。
おいのくりごと【老いの繰り言】🔗⭐🔉
おいのくりごと【老いの繰り言】
年を取って衰え、言ってもしかたのない愚痴(ク゛チ)を繰り返し言うこと。また、その愚痴。
《例文》
「何時(イツ)までつづくか知れない石上の、老いのくりごとにも似たる長談義をきくことに彼はすっかりつかれてしまっていたのだ。」《尾崎士郎(オサ゛キシロウ)・人生劇場》
ことわざ ページ 82。