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さたのかぎり【沙汰の限り】🔗🔉

さたのかぎり【沙汰の限り】 善か悪か、是か非かなどを論じる余地のない、まったく常識はずれであること。論外であること。 ◎是非や善悪を論じ決める範囲の意。「沙汰の限りにあらず」を略した形で、その範囲を越えているの意で用いる。 〔例〕飲酒乗務とは沙汰の限りである。 〔類〕言語道断

さたん【左袒】🔗🔉

さたん【左袒】 味方したり、加勢したりすること。 ◎衣服の左の袖(そで)を脱いで片肌脱ぎになる意で、中国前漢の周勃(しゅうぼつ)が呂氏(りょし)を討とうとしたときに「漢王劉氏(りゅうし)に味方しようとする者は左袒せよ」と全軍に呼びかけたところ、みんな左肩をあらわにし賛意を表したという故事から。 〔出〕史記

さつまのかみ【薩摩守】🔗🔉

さつまのかみ【薩摩守】 無賃乗車をすることのたとえ。 ◎薩摩国(さつまのくに)(鹿児島県西部)の地方長官の意で、平忠度(たいらのただのり)が薩摩守だったことから、「忠度(ただのり)」と「只(ただ)乗り」をかけて言ったしゃれから。 〔例〕「忠度をただのせて置く和歌の巻」(古川柳―『千載集』に読み人知らずとして)

さばのいきぐされ【鯖の生き腐れ】🔗🔉

さばのいきぐされ【鯖の生き腐れ】 鯖は生きがいいように見えて腐敗していることがあるから、食中毒を起こさないように気をつけよということ。

さばをよむ【鯖を読む】🔗🔉

さばをよむ【鯖を読む】 実際の数量より多く言ったり、少なめに見せかけたりして、数量をごまかすこと。 ◎「読む」は数える意。昔、市場で鯖、つまり魚の数を早口で読んで、数をごまかしたことからと言われる。

さむさしょうべん ひだるさあくび【寒さ小便 ひだるさ欠伸】🔗🔉

さむさしょうべん ひだるさあくび【寒さ小便 ひだるさ欠伸】 寒い時にはやたらと小便がしたくなり、お腹がすいている時にはしきりにあくびが出るということ。 ◎「ひだるさ欠伸寒さ小便」とも言う。

さやあて【鞘当て】🔗🔉

さやあて【鞘当て】 取るに足らないことで意地を張って争うこと。転じて、二人の男性が一人の女性を争うこと。 ◎昔、武士にとって魂であった刀の鞘が路上ですれちがったときにぶつかると、互いに侮辱を受けたとして、争ったことから。「恋の鞘当て」とも言う。

ことわざ ページ 832