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さこんのさくら うこんのたちばな【左近の桜 右近の橘】🔗🔉

さこんのさくら うこんのたちばな【左近の桜 右近の橘】 紫宸殿(ししんでん)の正面階段下の両わきに植えられている、向かって右側の桜と、左側の橘の名高い一対の樹木。 ◎「左近の桜」は左近衛府(さこんえふ)の役人がこの桜から南に並んだことから、「右近の橘」は右近衛府(うこんえふ)の役人がこの橘から南に並んだことからの名。 〔例〕「左近葉になると右近が口を開き」(古川柳)

ささのはにすず【笹の葉に鈴】🔗🔉

ささのはにすず【笹の葉に鈴】 ぺらぺらとよくしゃべることや、落ち着きなくそわそわしていることの形容。 ◎笹の葉に鈴をつけると、風に揺れて鈴が鳴り続けることから。 〔類〕竿の先の鈴/雲雀の口に鳴子

ささやきせんり【囁き千里】🔗🔉

ささやきせんり【囁き千里】 内緒話や秘密の話というのはとかく漏れやすく、あっという間に広まるものだというたとえ。 ◎囁くように小さな声で話したことが、またたくうちに千里も離れた遠い所に伝わるということから。 〔出〕淮南子(えなんじ)

さじのさきよりくちのさき【匙の先より口の先】🔗🔉

さじのさきよりくちのさき【匙の先より口の先】 薬の調合をする匙加減は下手なのに、口だけは達者で、患者にお世辞など言って腕の悪いのをとりつくろうやぶ医者を皮肉って言うことば。 〔例〕「匙で頭を掻(か)きながらまた殺し」(古川柳)

さじょうのろうかく【砂上の楼閣】🔗🔉

さじょうのろうかく【砂上の楼閣】 基盤がしっかりしていないがゆえに、かんたんに崩れてしまうもの、また、実現不可能な計画のたとえ。 ◎「楼閣」は高い建物のこと。砂の上に建てた高い建物はすぐに倒壊してしまうの意から。 〔類〕空中楼閣

さじをなげる【匙を投げる】🔗🔉

さじをなげる【匙を投げる】 治療の方法がなくなって、医者が患者を見放すこと。転じて、どんな手を打っても成功の見込みが立たず、もうだめだとあきらめること。 ◎医者が患者を見放し、薬を調合するための匙を投げることから。

ことわざ ページ 831