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おくばにきぬをきせる【奥歯に衣を着せる】🔗🔉

おくばにきぬをきせる【奥歯に衣を着せる】 真意をはっきり言わないで、思わせぶりな言い方をすることのたとえ。

おくばにものがはさまったよう【奥歯に物が挟まったよう】🔗🔉

おくばにものがはさまったよう【奥歯に物が挟まったよう】 心にわだかまりがあって思っていることをはっきり言わないことのたとえ。 《例文》 「奥歯に物が挟まったような言い方をしないで、はっきり言って下さい。」 相手に対して隔てがあることのたとえ。

おくびにもださない【おくびにも出さない】🔗🔉

おくびにもださない【おくびにも出さない】 あることを心の中に隠していて決して口外しないことのたとえ。 《例文》 「芸者をしている娘から仕送ってもらっていることなどは、おくびにも出さなかった。」《徳田秋声(トクタ゛シュウセイ)・縮図》 《参考》 「おくび」は、げっぷの意。

おくびょうかぜにふかれる【憶病風に吹かれる】🔗🔉

おくびょうかぜにふかれる【憶病風に吹かれる】 憶病な心が起こっておびえることのたとえ。 《例文》 「あいつはこのごろ憶病風に吹かれていてね。今度の仕事は任せられないよ。」 《類句》憶病風を引く。憶病風が身にしむ。

おくやまのこうようがはやくちかいやまのこうようがおそいときはゆきがはやい【奥山の紅葉が早く近い山の紅葉が遅い時は雪が早い】🔗🔉

おくやまのこうようがはやくちかいやまのこうようがおそいときはゆきがはやい【奥山の紅葉が早く近い山の紅葉が遅い時は雪が早い】 深山で早く紅葉し、低い山の紅葉が遅いときは、雪が早い時期に降るということ。

おくれをとる【後れを取る】🔗🔉

おくれをとる【後れを取る】 戦い・競争などで、相手に先を越されて劣った状態に置かれる。 《例文》 「先陣争いに後れを取る。」 《参考》 「後れ」は、「遅れ」とも書く。

おくろうにはじず【屋漏に愧じず】▽中国🔗🔉

おくろうにはじず【屋漏に愧じず】▽中国 人がいない所でも、他人に知られて恥ずかしいような行いはしない。 《参考》 「屋漏」は、奥座敷の暗い所。 《出典》 爾(ナンシ゛)ノ室(シツ)ニ在ルヲ見ルニ、尚(コイネカ゛ワ)クハ屋漏ニ愧ジザレ。〔詩経(シキョウ)・大雅・抑〕

おけらになる【おけらになる】🔗🔉

おけらになる【おけらになる】 有り金をすっかり使い果たして無一文になる。 《例文》 「ばくちで負けておけらになった。」 《参考》 博徒(ハ゛クト)・すり仲間の隠語から。お手上げの状態を虫の螻蛄(ケラ)が両前肢を上げ広げたかっこうにたとえたものともいう。

おごるへいけはひさしからず【驕る平家は久しからず】🔗🔉

おごるへいけはひさしからず【驕る平家は久しからず】 権勢があって勝手なことをする者は長く栄えることがなく、いつか滅びるということ。 《参考》 『平家物語』の冒頭にある「おごれる人も久しからず、只(タタ゛)春の夜の夢の如(コ゛ト)し」という文章から。 《類句》驕れる者久しからず。

ことわざ ページ 87