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せんじょうじきにねてもたたみいちまい【千畳敷に寝ても畳一枚】🔗⭐🔉
せんじょうじきにねてもたたみいちまい【千畳敷に寝ても畳一枚】
物は必要なだけあればそれで事足りる。欲をかいてあくせくしてもはじまらないということ。
◎千畳敷もある広い部屋に寝たところで人間がひとり寝るのに必要なのはせいぜい畳一枚だの意から。「千畳敷に寝ても一畳」とも言う。
〔類〕起きて半畳寝て一畳/千石万石も米五合
せんじょうのつつみもろうぎのあなをもってついゆ【千丈の堤も螻蟻の穴を以て潰ゆ】🔗⭐🔉
せんじょうのつつみもろうぎのあなをもってついゆ【千丈の堤も螻蟻の穴を以て潰ゆ】
ほんのわずかな油断や不注意から、大きな失敗や損害が生じるたとえ。
◎「千丈」は一丈(約二・二五メートル)の千倍で、非常に長いことのたとえ。「螻蟻」は螻(けら)と蟻(あり)のこと。千丈の大きな堤防でも螻や蟻があけるごく小さな穴が原因で崩(くず)れてしまうの意から。「千里の堤も蟻の穴から」「千丈の堤も蟻の一穴」「蟻の穴から堤も崩れる」などとも言う。
〔出〕韓非子(かんぴし)
〔較〕A little leak will sink a great ship.(小さな穴が大船を沈める)
せんせんきょうきょう【戦々兢々】🔗⭐🔉
せんせんきょうきょう【戦々兢々】
ひどく恐れて、びくびくするようす。
◎「戦々」は恐れおののく、「兢々」はびくびくする意。なお「兢々」を「競々」と書き誤りやすい点に注意。また、代用字として「恐々」と当てることがある。
〔出〕詩経(しきょう)
せんてはまんて【先手は万手】🔗⭐🔉
せんてはまんて【先手は万手】
相手の機先を制することが、ほかのどんな手段よりも効果的であるということ。
◎「先手」の「先」と「千」を掛け、それに対応して「万」を用い、調子よく言ったもの。
〔類〕先んずれば人を制す
せんどうおおくして ふね やまへのぼる【船頭多くして 船 山へ登る】🔗⭐🔉
せんどうおおくして ふね やまへのぼる【船頭多くして 船 山へ登る】
指揮する人が何人もいるために統一がとれず、ものごとがうまく運ばなかったり、とんでもない方向に進んでしまったりするたとえ。
◎船頭が多くいて、めいめいてんでにあっちだ、いやこっちだと指図をすると、ついには船が所もあろうに山へ登ってしまうの意から。
〔較〕Too many cooks spoil the broth.(コックが多すぎるとスープがだめになる)
ことわざ ページ 893。