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せんにちのかやをいちにち【千日の萱を一日】🔗🔉

せんにちのかやをいちにち【千日の萱を一日】 長い年月をかけて苦労しながら築いたものを、一瞬にしてなくしてしまうことのたとえ。 ◎千日もかけて刈り集めた萱を一日で燃やしてしまうの意から。「千日に刈った萱一日に亡(ほろぼ)す」とも言う。 〔例〕「千日は萱百日は屁(へ)にたとえ」(古川柳―百日の説法屁一つ) 〔較〕A man may lose more in an hour than he can get in seven.(七時間かけて手に入れたものをたった一時間で失うことがある)

せんにちのかんばつにいちにちのこうずい【千日の旱魃に一日の洪水】🔗🔉

せんにちのかんばつにいちにちのこうずい【千日の旱魃に一日の洪水】 千日も続く日照りの被害と、あっという間に洗いざらい押し流してしまうたった一日の洪水の被害とはほぼ匹敵するということ。それほど水害は恐ろしいものだということ。

せんにゅう しゅとなる【先入 主となる】🔗🔉

せんにゅう しゅとなる【先入 主となる】 すでに頭の中にある固定した考えがその人の考えを支配して、新しい事柄や考えなどを束縛したり、制約を加えたりしてしまうこと。 ◎頭の中に先に入っている考えが主となり、あとからの考えは客・従となるの意から。また、この語から「先入観」や、同義の「先入主」という語ができた。 〔出〕漢書(かんじょ) 〔較〕First impressions are most lasting.(第一印象が最後まで続く)

せんにんのせんねん かげろうのいっとき【仙人の千年 蜉蝣の一時】🔗🔉

せんにんのせんねん かげろうのいっとき【仙人の千年 蜉蝣の一時】 長い短いの違いはあるにしろ、どちらも一生であることに変わりはないというたとえ。また、同じ一生とはいっても長短の差が激しいことのたとえ。 ◎仙人の寿命は千年、蜉蝣の寿命はほんの一時の意から。

せんべんをつける【先鞭を着ける】🔗🔉

せんべんをつける【先鞭を着ける】 人より先に着手すること。 ◎人の先を越して馬に鞭(むちう)ち、手柄を立てるの意から。本来「先鞭を著ける」と書く。 〔出〕晋書(しんじょ)

せんぺんいちりつ【千篇一律】🔗🔉

せんぺんいちりつ【千篇一律】 どれもこれもみなきまりきった同じ調子で、さっぱり変わりばえがせず、おもしろみに欠けること。 ◎「千篇」は多くの詩篇、「一律」は同一の調子の意。なお「千篇」は「千編」とも書く。 〔出〕芸苑巵言(げいえんしげん)

ことわざ ページ 894