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たきぎをいだきてひをすくう【薪を抱きて火を救う】🔗🔉

たきぎをいだきてひをすくう【薪を抱きて火を救う】 害を除こうとしてやったことが、かえって害をいっそう大きくしてしまう。逆効果や無謀な行為のたとえ。 ◎燃えている火を消そうとしてわざわざ薪を抱えて行き、逆に火勢を強めてしまうことから。 〔出〕戦国策 〔較〕He takes oil to extinguish the fire.(火を消すのに油を持って行く)

たきぼうよう【多岐亡羊】🔗🔉

たきぼうよう【多岐亡羊】 学問の道があまりにさまざまに分かれていて真理をとらえにくいこと。転じて、方針や方法がいろいろあり、どれを選んだらよいのかと迷って思案に暮れること。 ◎中国で昔、逃げ出した一匹の羊(ひつじ)を追いかけた人が、道が幾筋にも多く枝岐(えだわか)れしていたために、どの枝道に羊が逃げたかわからず、ついに羊を亡(うしな)ってしまったという故事から。「亡羊の嘆(たん)」とも言う。 〔出〕列子

たくらだねこのとなりあるき【たくらだ猫の隣歩き】🔗🔉

たくらだねこのとなりあるき【たくらだ猫の隣歩き】 自分の家のことは何もしないくせに、せっせと他人の家の手伝いなどをすることのたとえ。 ◎「たくらだ」は鹿狩(しかが)りのとき、用もないのに飛び出してきて殺されたりする動物。その動物のような出しゃばりの猫が自分のねずみは取らないで近所のねずみを取って歩いたりすることから。 〔類〕無精者の隣働き

たけにずずめ【竹に雀】🔗🔉

たけにずずめ【竹に雀】 よく釣り合う一対のもの、取り合わせのよいもののたとえ。 ◎竹にとまった雀が、図柄として格好のものであるところから。同類のものに「松に鶴(つる)」「梅に鴬(うぐいす)」などがある。

たけやのかじ【竹屋の火事】🔗🔉

たけやのかじ【竹屋の火事】 腹を立ててぽんぽん怒ること。また、ずけずけと言いたい放題言うこと。 ◎竹屋が火事になると、竹が燃えてぽんぽんにぎやかに音を立ててはじけることから。

たけをわったよう【竹を割ったよう】🔗🔉

たけをわったよう【竹を割ったよう】 さっぱりしていて、わだかまりのない気性の形容。 ◎竹がすっぱりとまっすぐに割れることから。

たげいはむげい【多芸は無芸】🔗🔉

たげいはむげい【多芸は無芸】 多くの芸事に通じている器用な人は、かえって、どれ一つとして専門といえるほどに深く到達した芸を持っていないから、結局、芸がないのと同じだということ。 〔類〕なんでも来いに名人なし/器用貧乏人宝 〔較〕Jack of all trades is master of none.(なんでも屋はどれにも熟達しない)

ことわざ ページ 915