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おにのかくらん【鬼の霍乱】🔗⭐🔉
おにのかくらん【鬼の霍乱】
強いはずの鬼がかかった暑気あたり。いつもは非常に丈夫な人がまれにかかった病気のたとえ。
《参考》
からかって言うことば。
おにのくびをとったよう【鬼の首を取ったよう】🔗⭐🔉
おにのくびをとったよう【鬼の首を取ったよう】
《強い鬼を討ち取ってその首を取ったようの意》非常にすぐれた手柄を立てたように得意になって喜ぶことのたとえ。
《例文》
「コンクールで1位に入賞して鬼の首を取ったような喜び方だ。」
おにのねんぶつ【鬼の念仏】🔗⭐🔉
おにのねんぶつ【鬼の念仏】
無慈悲な者が装った、表面だけの慈悲深さのたとえ。「鬼の空念仏」とも。
《類句》鬼の空涙。
おにのめにもなみだ【鬼の目にも涙】🔗⭐🔉
おにのめにもなみだ【鬼の目にも涙】
鬼のように冷酷で無慈悲な人でも、ときにはやさしい心を起こすことのたとえ。
おにもじゅうはちばんちゃもでばな【鬼も十八番茶も出花】🔗⭐🔉
おにもじゅうはちばんちゃもでばな【鬼も十八番茶も出花】
鬼でも年ごろになれば美しくなり、番茶も入れたては香りがよくてうまい。どんなに醜い女性でも、年ごろになれば娘らしい美しさが出てくるということ。
《参考》
「番茶」は、摘み残りの堅い葉で製した、質の劣るせん茶。
《類句》鬼も十七茨(イハ゛ラ)も花。番茶も出花。
おにをあざむく【鬼を欺く】🔗⭐🔉
おにをあざむく【鬼を欺く】
勇猛な、または醜い鬼と間違えるほどに、力強い、または醜いことのたとえ。
《例文》
「鬼を欺く勇士。」
おののえくつ【斧の柄朽つ】▽中国🔗⭐🔉
おののえくつ【斧の柄朽つ】▽中国
ほんのちょっとの間だけと思ってやっているうちに非常に楽しくて夢中になり、長い年月がたってしまうことのたとえ。
《参考》
晋(シン)の王質(オウシツ)という木こりが森の中で二人の童子が打っている碁を1局だけ見ているうちに持っていたおのの柄が腐ってしまい、驚いて自分の村に帰ってみると当時の人はだれもいなかったという。
《出典》
〔述異記(シ゛ュツイキ)〕
《類句》爛柯(ランカ)。
おのれたっせんとほっしてひとをたっせしむ【己達せんと欲して人を達せしむ】▽中国🔗⭐🔉
おのれたっせんとほっしてひとをたっせしむ【己達せんと欲して人を達せしむ】▽中国
徳のあるすぐれた人は、自分と他人との区別をせず、自分の目的を遂げようと思ったら、まず他の人を助けてその人の目的を遂げさせる。
《参考》
孔子が最高の徳である仁(シ゛ン)の方法について弟子に語ったことば。
《出典》
夫(ソ)レ仁者ハ己立タント欲シテ人ヲ立テ、己達セント欲シテ人ヲ達ス。〔論語(ロンコ゛)・雍也篇〕
ことわざ ページ 92。