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ふんけいのまじわり【刎頸の交わり】▽中国🔗🔉

ふんけいのまじわり【刎頸の交わり】▽中国 その友人のためならば自分の首を切られて殺されても後悔しないほどの親しい交際のこと。 《参考》 (イ)「刎頸」は、首を刀で切ること。 (ロ)戦国時代、趙(チョウ)の勇将廉頗(レンハ゜)は、藺相如(リンショウシ゛ョ)が上卿(シ゛ョウケイ)(上席の大臣)になって武功のある自分より上位になったことを憤慨し、「相如は口先ばかりの働きしかなく、もともと卑しい身分の出である。」と言って相如を辱めた。しかし相如は常に廉頗と争うことを避けて、「強国の秦(シン)が趙に攻めて来ないのは趙に廉将軍とこの自分があるからだ。今二人が相争えば共に倒れ、国を危うくする。国家の急が先で私讎(シシュウ)は後である。」と言った。これを聞いた廉頗は深く恥じ誹謗(ヒホ゛ウ)の罪を謝して、後ついに二人は刎頸(フンケイ)の交わりをなすに至ったという。 《出典》 〔史記(シキ)・廉頗藺相如伝〕

ふんこつさいしん【粉骨砕身】▽中国🔗🔉

ふんこつさいしん【粉骨砕身】▽中国 《骨を粉にし、身を砕くの意》全力を尽くして努力すること。「砕骨粉身」とも。 《出典》 〔禅林類聚(セ゛ンリンルイシ゛ュウ)〕

ふんしょこうじゅ【焚書坑儒】▽中国🔗🔉

ふんしょこうじゅ【焚書坑儒】▽中国 《書物を焼き、儒者を穴埋めにするの意》学問や思想に対する政治的な弾圧のこと。 《参考》 秦(シン)の始皇帝は、学者が昔の賢人の書物に書いてあることを根拠にして政治を批判したので、前213年、丞相(シ゛ョウショウ)(大臣)李斯(リシ)の意見を入れて、医薬・卜筮(ホ゛クセ゛イ)・農業関係以外の民間所蔵の書物をすべて焼き拾て、翌年、460余人の学者を咸陽(カンヨウ)に穴埋めにして殺したという。 《出典》 秦ノ始皇先代ノ典籍ヲ滅シ、書ヲ焚(ヤ)キ儒ヲ抗(アナ)ニス。〔孔安国(コウアンコク)・尚書・序〕・《史記(シキ)・秦始皇本紀》

ふんせざればけいせず【憤せざれば啓せず】▽中国🔗🔉

ふんせざればけいせず【憤せざれば啓せず】▽中国 発憤して自分から積極的に学ぶ心のない者は教え導かないということ。 《参考》 孔子の教育思想を説いたことば。 《出典》 子曰(イワ)ク、憤セザレバ啓セズ。ヒセザレバ発セズ。一隅(イチク゛ウ)ヲ挙ゲテ三隅ヲ以(モッ)テ反(カエ)ラザレバ、則(スナワ)チ復(フタタヒ゛)セザルナリ。〔論語(ロンコ゛)・述而篇〕

ふんだりけったり【踏んだり蹴ったり】🔗🔉

ふんだりけったり【踏んだり蹴ったり】 次々とひどい仕打ちに遭うことのたとえ。 《例文》 「せっかくの旅行も、大雪と事故で踏んだり蹴ったりでした。」 《類句》泣き面に蜂(ハチ)。

ふんどしをしめてかかる【褌を締めて掛かる】🔗🔉

ふんどしをしめてかかる【褌を締めて掛かる】 気持ちを引き締め、固い決意で物事を行うことのたとえ。 《例文》 「ちっとやそっとの仕事じゃないから、褌を締めて掛からないといけない。」

ふんどのしょうはぬるべからず【糞土の牆はぬるべからず】▽中国🔗🔉

ふんどのしょうはぬるべからず【糞土の牆はぬるべからず】▽中国 《腐ってぼろぼろになった土塀(ト゛ヘ゛イ)には上塗りをすることができないの意》精神の怠惰な人間に対しては教化の施しようがないということ。 《参考》 孔子が、弟子の宰予(サイヨ)が昼寝をしていたのを嘆いたことば。 《出典》 宰予昼寝(シン)ス。子曰(イワ)ク、朽木ハ雕(エ)ル可(ヘ゛)カラズ。糞土ノ牆ハヌル可カラズ。〔論語(ロンコ゛)・公冶長篇〕

ふんぱつしてしょくをわする【憤発して食を忘る】▽中国🔗🔉

ふんぱつしてしょくをわする【憤発して食を忘る】▽中国 《人として物事に感動して奮起し、食事をするのも忘れるの意》奮起し、非常に熱中して物事を行うことのたとえ。「憤(イキト゛オ)りを発して食を忘る」とも。 《例文》 「憤発して食を忘れ、熱病の研究を重ねること数年、ついにその病原菌を発見した。」 《出典》 葉公(ショウコウ)孔子ヲ子路ニ問ウ。子路対(コタ)エズ。子曰(イワ)ク、女(ナンシ゛)奚(ナン)ゾ曰(イ)ワザルヤ。其(ソ)ノ人ト為(ナ)リヤ、憤ヲ発シテ食ヲ忘レ、楽シミテ以(モッ)テ憂イヲ忘レ、老イノ将(マサ)ニ至ラントスルヲ知ラズ云爾(シカシ゛カ)ト。〔論語(ロンコ゛)・述而篇〕

ふんべつすぐればぐにかえる【分別過ぐれば愚に返る】🔗🔉

ふんべつすぐればぐにかえる【分別過ぐれば愚に返る】 あまり考えすぎるとかえってつまらない考えに陥るということ。

ふんかざんのうえでおどる【噴火山の上で踊る】🔗🔉

ふんかざんのうえでおどる【噴火山の上で踊る】 非常に危険な状態におかれていることに気づかずにのんきに好きかってなことをしているたとえ。 ◎ナポレオン没落後のフランスでは王政復古がおこなわれ、貴族たちは毎夜のように舞踏会を開いていた。民衆の不満はつのるばかりで、政情がきわめて悪かったとき、舞踏会の席上で、サルバンディ伯が「我々は噴火山の上で踊っているのだ」と言ったと伝えられることばから。フランス語は Nous dansons sur un volcan.

ふんけいのまじわり【刎頸の交わり】🔗🔉

ふんけいのまじわり【刎頸の交わり】 きわめて親しく、堅い交わりのこと。 ◎「刎頸」は頸(くび)(首)を刎(は)ねること。相手のために首を刎ねられても悔いのない交わりの意から。なお、この交わりを結ぶ親友を「刎頸の友」と言う。 〔出〕史記 〔類〕金石の交わり/管鮑の交わり

ふんこつさいしん【粉骨砕身】🔗🔉

ふんこつさいしん【粉骨砕身】 力の続く限り、全力を尽くして事に当たること。 ◎骨を粉にし、身を砕くほど努力するの意から。なお「粉骨砕心」と書き誤らないように注意。 〔例〕「粉骨妻新入り聟(むこ)は皮ばかり」(古川柳)

ふんしょこうじゅ【焚書坑儒】🔗🔉

ふんしょこうじゅ【焚書坑儒】 思想・言論・学者などに対する激しい弾圧のたとえ。 ◎「焚書」は書物を焼き棄てること。「坑儒」は儒学者を穴埋めにすること。中国秦(しん)の始皇帝(しこうてい)が、自分の政策に批判的な儒教の本を焼き棄て、儒学者を多数、穴埋めにして殺したことから。 〔出〕孔安国

ふんはでたがべつがでない【糞は出たが別が出ない】🔗🔉

ふんはでたがべつがでない【糞は出たが別が出ない】 うまい考えが出ないときにおどけて言うことば。 ◎便所で思案するとよい考えが浮かぶと言われるところから、思慮の意の「分別」の「分」と「糞」とを掛けたしゃれ。

ふんべつすぐればぐにかえる【分別過ぐれば愚に返る】🔗🔉

ふんべつすぐればぐにかえる【分別過ぐれば愚に返る】 あまり深く考えすぎると、かえってくだらない考えになってしまうということ。 ◎「分別」は思慮の意。 〔類〕過ぎたるは猶及ばざるが如し

ふんべつのうえのふんべつ【分別の上の分別】🔗🔉

ふんべつのうえのふんべつ【分別の上の分別】 思慮の上にも思慮を重ねること。十二分に考えること。 ◎「分別」は思慮の意。

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