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あいだ アヒダ [0] 【間】🔗⭐🔉
あいだ アヒダ [0] 【間】
(1)二つのものにはさまれた,あいている部分。中間。「駅から家までの―に停留所が二つある」「本の―にしおりをはさむ」「雲の―から月が見える」「体重は常に五〇キロから五五キロの―だ」
(2)ある範囲によって限られた一続きの時間。「七時から八時までの―に食事をとる」「夏休みの―にまとまった仕事を片付ける」「勉強している―に夜が明けた」「長い―かかって作品を仕上げる」
(3)ものとものとを隔てる空間,または時間。間隔。へだたり。ま。「二,三〇センチの―を置いて苗を植える」「行(ギヨウ)と行との―をあける」「―を置いて雷鳴が聞こえる」
(4)相対する二つの対象の関係。「日本と西欧の―には,歴史や文化に大きな相違がある」「横綱と大関の―にはあまり力の差はない」
(5)複数の事物が構成する一つのまとまり。「政治家の―では常識だ」「生徒の―に流行している遊び」
(6)人と人,ものとものの関係。間柄。仲。「二人の―は親も認めている」
(7)二つのものの平均。中間。「双方の主張の―をとって」
(8)大体の範囲。およその見当。あたり。頃。「やうやう,朱雀の―に,この車につきて/平中 25」「五六歳に成る―,泥土を以て仏の像を造り/今昔 11」
(9)二つの事物のうちどちらか。「宮中の大臣共を召されて鹿・馬の―を御尋ね候べし/太平記 26」
(10)(形式名詞)
活用語の連体形に付いて,接続助詞のように用いる。記録体・和漢混交文に多く用いられた。(ア)単に前の叙述を後の叙述に続ける。ところ。「鹿を射むと思て待ち立てりし―,俄(ニワカ)に虎来て喰らはんとせし時/今昔 1」(イ)前の叙述が後の叙述の理由・原因であることを表す。ゆえに。「後に,さかしき人々書きいれたる―,物語多くなれり/宇治拾遺(序)」
大辞林 ページ 137817 での【間】単語。