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あか-ほん [0] 【赤本】🔗🔉

あか-ほん [0] 【赤本】 (1)草双紙の一。1678年刊の「初春のいはひ」より起こり,享保・寛延(1716-1750)頃まで行われた。「桃太郎」「猿蟹合戦」などのお伽噺(トギバナシ),芝居物あるいは双六(スゴロク)などの玩具物があり,絵が主体で,子供向けのもの。型は半紙半截(ハンサイ)だが,小型の「赤小本」,さらに小さく雛(ヒナ)祭りや玩具用といわれる「ひいな本」などがある。多くは赤い表紙の全五丁一冊本。赤表紙。 (2)明治時代,赤を多用した表紙の少年向けの本。 (3)俗受けをねらった低俗な単行本・雑誌の類。いかがわしい内容の本。

大辞林 ページ 137919 での赤本単語。