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あから-さま [0] (形動)[文]ナリ🔗🔉

あから-さま [0] (形動)[文]ナリ □一□隠さず,ありのまま外にあらわすさま。明白なさま。露骨なさま。「内情を―に言えば…」「―な違反行為」「―に不満を述べる」 □二□ (1)にわかなさま。急なさま。「逐(オ)はるる嗔猪(イカリイ),草中より―に出でて人を逐ふ/日本書紀(雄略)」 (2)きわめて短い時間であるさま。一時的なさま。ちょっと。「十月つごもりがたに,―に来て見れば/更級」 (3)(「あからさまにも」の形で,下に打ち消しの語を伴って)ほんのちょっとでも。かりそめにも。全く。「大将の君は,二条の院にだに,―にも渡り給はず/源氏(葵)」 〔□二□の用法を中古中世の古辞書などで「白地」と表記したことから,後に「明ら様」の意と解釈されて□一□の意が生じた〕

大辞林 ページ 137925 での形動単語。