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あくが・る 【憧る】 (動ラ下二)🔗🔉

あくが・る 【憧る】 (動ラ下二) 〔「がる」は離れる意〕 (1)心や体が居るべき所から離れてさまよう。浮かれ出る。「思ひ余りわびぬる時は宿離(カ)れて―・れぬべき心ちこそすれ/古今六帖 2」「物思ふ人のたましひは,げに―・るる物になむありける/源氏(葵)」 (2)心が強くひきつけられて,じっとしていられない気持ちになる。「入道は心澄み果つまじく―・れてながめゐたり/源氏(松風)」 (3)何かに心をうばわれてぼんやりする。うわの空になる。「世の中をいとはかなきものに思して,ともすれば―・れ給ふを/栄花(様々の悦)」 (4)男女の仲がうとうとしくなる。「御中も―・れて程へにけれど/源氏(真木柱)」

大辞林 ページ 137960 での憧る動ラ下二単語。