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あさ-がお ―ガホ [2] 【朝顔】🔗⭐🔉
あさ-がお ―ガホ [2] 【朝顔】
(1)ヒルガオ科のつる性の一年草。つるは左巻き。多くは三裂した葉をつける。夏から初秋にかけての早朝,漏斗形の花を開き,昼前にしぼむ。熱帯アジア原産。日本には奈良時代に薬草として中国から伝来。江戸後期に観賞植物として急速に広まり,多くの改良品種が作り出された。種子を牽牛子(ケニゴシ)といい,漢方で利尿剤・下剤とする。牽牛花。[季]秋。《―に釣瓶とられて貰ひ水/千代》
(2)漏斗形のもの。特に,男の小便用の便器。
(3)襲(カサネ)の色目の名。表・裏ともに縹(ハナダ)または空色。老人が秋に用いる。
(4)キキョウの異名。[新撰字鏡]
(5)ムクゲの異名。[名義抄]
(6)朝の寝起きの顔。「野分のあしたの御―は心にかかりて恋しきを/源氏(藤袴)」
(7)焼き麩(フ)をいう近世女性語。「ぼたもちを萩の花,麩焼(フノヤキ)を―/評判記・色道大鏡」
(8)源氏物語の巻名。第二〇帖。
大辞林 ページ 138011 での【朝顔】単語。