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あぶら-むし [3] 【油虫】🔗🔉

あぶら-むし [3] 【油虫】 (1)(「虫」とも書く)半翅目アブラムシ科・ネアブラムシ科・ワタアブラムシ科などの昆虫の総称。体は長さ1〜5ミリメートルの卵形で,長い口針と触角をもつ。植物に群生し,口針をさして樹液を吸う。夏は雌の単為生殖で幼虫を胎生して増え,秋に雌雄を生じて産卵し,この卵が越冬する。分泌する甘い液をアリに与え,アリの保護を受ける種も多い。繁殖力が強く,果樹・農作物などの害虫。アリマキ。 (2)ゴキブリの別名。[季]夏。 (3)他人にたかって,ただで遊興・飲食する者を軽蔑していう語。「太神楽ぐるりはみんな―/柳多留(初)」 (4)遊里の冷やかし客をいう。「本名は素見あざ名は―/柳多留 37」

大辞林 ページ 138229 での油虫単語。