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い・きる [2] 【生きる】 (動カ上一)[文]カ上二 い・く🔗⭐🔉
い・きる [2] 【生きる】 (動カ上一)[文]カ上二 い・く
(1)人・動物などが命を保つ。生存する。
⇔死ぬ
「百歳まで―・きるつもりでいる」「羊は牧草だけを食べて―・きている」
(2)生活する。暮らす。文学的な表現として,「…に生きる」「…を生きる」の形で,生活の場所・場面・時間を示すこともある。「常に前途に希望を抱いて―・きる」「当時は女が一人で―・きてゆくのは大変だった」「彼は海に―・き,海に死んだ」
(3)(「命を生きる」など,命を表す語を目的語として)一生を送る。やや文学的表現。「限られた命を精いっぱい―・きる」「一生を貧しい人たちのために―・きた」
(4)(「…に生きる」の形で)そこに生きがいを見いだして暮らす。「芸一筋に―・きる」
(5)死んだ者,失われたものの名残や影響が残る。「死んだ夫はまだ私の心の中に―・きている」「先代社長の経営哲学は今なお―・きている」
(6)(「活きる」とも書く)そのものがもっている本来の機能・能力が発揮される。有効に働く。
⇔死ぬ
「一〇〇年前の条約がまだ―・きている」「ちょっとした塩加減で料理の味が―・きる」
(7)(普通「活きる」と書く)囲碁で,一連の石が二つ以上の独立した目をもつ。
⇔死ぬ
「隅の黒石は―・きている」
(8)野球で,塁に出た選手がアウトにならずにすむ。
⇔死ぬ
「サードのエラーで―・きた」
〔上代・平安時代は四段活用。中世以降,次第に上二段活用になった〕
大辞林 ページ 138608 での【生きる動カ上一】単語。