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いなぶね-の 【稲舟の】 (連語)🔗🔉

いなぶね-の 【稲舟の】 (連語) (1)同音の「いな(否)」を引き出す序詞。「最上川上れば下る―いなにはあらずこの月ばかり/古今(東歌)」 〔枕詞とする説もある〕 (2)〔「稲舟のいなにはあらずしばしばかり」という慣用表現から〕 (ア)条件付きの承諾の意。承知したがしばらく待ってほしい。「せうそこつかはしける女のもとより―といふことを返事にいひ侍りければ/後撰(恋四詞)」(イ)「しばし」を引き出す序詞のように使う。「如何せむわが身くだれる―しばしばかりの命たえずは/拾遺(雑下)」

大辞林 ページ 138946 での稲舟の連語単語。