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いろ 【色】🔗⭐🔉
いろ 【色】
■一■ [2] (名)
(1)光による視神経の刺激が脳の視覚中枢に伝えられて生ずる感覚。色相(色あい)・明度(明るさ)・彩度(あざやかさ)の三属性によって表される。また,特に白や黒を除いていう場合もある。色彩。「海の―」「明るい―」「いい―に上がる」
(2)物の表面に表れている,そのものの状態。(ア)顔色。また,表情。「―に出る」「―をなす」「―を変えて怒る」(イ)様子。情趣。「―を添える」「秋の―が深まる」(ウ)(声などの)調子・響き。「声(コワ)―」「音(ネ)―」(エ)きざし。「あせりの―が見える」「敗戦の―が濃い」(オ)心のやさしさ。情愛。「心の―なく,情おくれ/徒然 141」(カ)容姿。姿。「傍への―異なる人を御覧じても/太平記 18」
(3)男女の情愛に関する物事。(ア)男女間の情事・恋愛。「英雄―を好む」「―の道に通ずる」「―を売る」(イ)情人。恋人。(ウ)遊女。(エ)遊里。
(4)特定の色彩に関するもの。(ア)禁色(キンジキ)。「女の―許されたるありけり/伊勢 65」(イ)白色の喪服。「葬礼に―を着て供して見せ/浄瑠璃・博多小女郎(中)」
(5)種類。「―とりどり」「目に見ゆる鳥けだ物,―をもきらはず殺し食へば/宇津保(俊蔭)」
■二■ (形動ナリ)
(1)(女性の髪などが)美しく艶(ツヤ)のあるさま。「御髪―にて/源氏(竹河)」
(2)好色なさま。「いと―なる御心ぐせにて/大鏡(師輔)」
(3)風流なさま。「―なる御心には,をかしくおぼしなさる/源氏(総角)」
大辞林 ページ 139069 での【色】単語。