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いわん-や イハン― [2] 【況んや】 (副)🔗🔉

いわん-や イハン― [2] 【況んや】 (副) 〔動詞「言ふ」の未然形に推量の助動詞「む」と反語の助詞「や」が付いた語。漢文訓読に由来する語で,もと文末に「…といはんや」と補読されていたものが,文頭の「況」字の訓に移行したもの〕 連続する二文のあとの方の文頭におき,前の文の場合でもそうなるのだから,あとの文の場合では言うまでもなくそうなるという意を表す。まして。なおさら。 (1)文末の述語動詞に「む」「むや」を伴う。「この玉たはやすくえ取らじを,―竜の頸の玉はいかが取らむ/竹取」 (2)文末に述語をとらず,「はや」「をや」などで結ぶ。「善人なほもて往生をとぐ,―悪人をや/歎異抄」 (3)特に呼応のないもの。「この不況で大手スーパーでさえ苦しい。―うちのような個人商店はなお厳しい」

大辞林 ページ 139111 での況んや副単語。