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うか・ぶ [0] 【浮(か)ぶ・泛かぶ】🔗🔉

うか・ぶ [0] 【浮(か)ぶ・泛かぶ】 ■一■ (動バ五[四]) (1)(ア)物が液体の表面にある。浮いている。 ⇔沈む 「紅葉が―・ぶ山間の湖」(イ)物が,ほかの物の表面を離れて空中にある。浮いている。「白雲が―・ぶ」 (2)水中や水底にあった物が水面まで移動する。浮上する。「ついに―・んで来なかった」 (3)奥に隠れていたものが表面に現れる。(ア)感情が表情に表れる。「不快の色が顔に―・ぶ」(イ)考えや思いが意識されるようになる。「名案が―・ぶ」「心に―・ぶ」「喜ぶ顔が目に―・ぶ」(ウ)はっきりしなかったものの輪郭がわかるようになる。「照明に―・んだ人影」「捜査線上に―・んだ容疑者」 (4)死者の無念の思いが晴らされてやすらかになる。成仏する。うかばれる。「ながれ出る涙に今日は沈むとも―・ばむ末を猶思はなむ/山家(雑)」 (5)よりどころがない。不安定だ。「女の宿世はいと―・びたるなむあはれに侍る/源氏(帚木)」 (6)(気持ちが)うわついている。「―・びたる心のすさびに/源氏(夕顔)」 〔「うかべる」に対する自動詞〕 ■二■ (動バ下二) ⇒うかべる

大辞林 ページ 139240 での浮(か)ぶ単語。