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うたて・し 【転し】🔗🔉

うたて・し 【転し】 ■一■ (形ク) 〔「うたて」を形容詞に活用させた語〕 (1)嫌だ。感心しない。情けない。嘆かわしい。「東宮いと―・き御もののけにて,ともすれば御心地あやまりしけり/栄花(月の宴)」 (2)気の毒だ。心が痛むほどである。「宮の御運のほどこそ―・けれ/平家 4」 ■二■ (形シク) 〔■一■のシク活用化。中世以降の語〕 {■一■}に同じ。「さきの世の宿習のほど,おもひ知られ侍りて,―・しく侍りし/撰集抄 9」

大辞林 ページ 139348 での転し単語。