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うち-い・ず ―イヅ 【打ち出づ】 (動ダ下二)🔗🔉

うち-い・ず ―イヅ 【打ち出づ】 (動ダ下二) (1)出る。開けた所に出る。「田児の浦ゆ―・でて見れば/万葉 318」 (2)目の前に出てくる。「谷風にとくる氷のひまごとに―・づる波や春のはつ花/古今(春上)」 (3)外に出す。特に,出衣(イダシギヌ)をする。「二重文の唐衣など―・でたり/栄花(根合)」 (4)馬に乗って戦場に向け出発する。出陣する。「明日―・でんとての夜/平家 9」 (5)たたき合わせて音や火を出す。「拍子―・でて忍びやかにうたふ声/源氏(篝火)」 (6)口に出す。発言する。「恥づかしげに静まりたれば,―・でにくし/源氏(帚木)」 (7)声をあげて詠ずる。声高らかに歌う。「拍子とりて席田(ムシロダ)(=催馬楽ノ名)―・でさせ給ひけるに/大鏡(昔物語)」 (8)文字や絵にかき表す。「筥の蓋に葦手に―・でたるは/紫式部日記」

大辞林 ページ 139356 での打ち出づ動ダ下二単語。