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うち-あや 【打ち綾】🔗⭐🔉
うち-あや 【打ち綾】
砧(キヌタ)で打ち光沢を出した綾織物。
うち-あ・り 【打ち有り】 (動ラ変)🔗⭐🔉
うち-あ・り 【打ち有り】 (動ラ変)
(1)ある。存在する。「わが心の―・るさまをも,深うおしはからむ/紫式部日記」
(2)世の中に多くある。ありふれている。「これは―・る矢にもあらざりけり/宇治拾遺 15」
うち-あわ・す ―アハス [0][4] 【打ち合(わ)す】🔗⭐🔉
うち-あわ・す ―アハス [0][4] 【打ち合(わ)す】
■一■ (動サ五[四])
「うちあわせる」に同じ。「拍子木を―・す」
■二■ (動サ下二)
⇒うちあわせる
うち-あわせ ―アハセ [0] 【打ち合(わ)せ・打合せ】 (名)スル🔗⭐🔉
うち-あわせ ―アハセ [0] 【打ち合(わ)せ・打合せ】 (名)スル
(1)事前の相談。下相談。「会議の議題を―する」
(2)衣服の明きの,左右が重なり合う部分。打ち合い。
(3)ぴったり合うようにすること。似合うこと。「―の夫婦とはなりける/鶉衣」
(4)地歌・箏曲(ソウキヨク)の用語。(ア)二挺(チヨウ)の三弦または三弦と箏が,同じ(ないし近似)の旋律を半拍ずつずらして合奏すること。(イ)おのおの独立しているが同一の拍数で作られた二曲(または三曲)を合奏すること。
うち-あわ・せる ―アハセル [5][0] 【打ち合(わ)せる・打合せる】 (動サ下一)[文]サ下二 うちあは・す🔗⭐🔉
うち-あわ・せる ―アハセル [5][0] 【打ち合(わ)せる・打合せる】 (動サ下一)[文]サ下二 うちあは・す
(1)物と物とをぶつける。「火打ち石を―・せる」
(2)前もって相談する。下相談する。「旅行の日程を―・せる」
(3)合奏する。合唱する。「物の上手とおぼしき限りとりどりに―・せたる拍子/源氏(椎本)」
うち-あわび ―アハビ 【打ち鮑】🔗⭐🔉
うち-あわび ―アハビ 【打ち鮑】
アワビの肉を細く切り,打って薄くのばして干したもの。儀式の席の酒の肴(サカナ)に用いた。のしあわび。「一献に―,二献にえび/徒然 216」
うち-い・ず ―イヅ 【打ち出づ】 (動ダ下二)🔗⭐🔉
うち-い・ず ―イヅ 【打ち出づ】 (動ダ下二)
(1)出る。開けた所に出る。「田児の浦ゆ―・でて見れば/万葉 318」
(2)目の前に出てくる。「谷風にとくる氷のひまごとに―・づる波や春のはつ花/古今(春上)」
(3)外に出す。特に,出衣(イダシギヌ)をする。「二重文の唐衣など―・でたり/栄花(根合)」
(4)馬に乗って戦場に向け出発する。出陣する。「明日―・でんとての夜/平家 9」
(5)たたき合わせて音や火を出す。「拍子―・でて忍びやかにうたふ声/源氏(篝火)」
(6)口に出す。発言する。「恥づかしげに静まりたれば,―・でにくし/源氏(帚木)」
(7)声をあげて詠ずる。声高らかに歌う。「拍子とりて席田(ムシロダ)(=催馬楽ノ名)―・でさせ給ひけるに/大鏡(昔物語)」
(8)文字や絵にかき表す。「筥の蓋に葦手に―・でたるは/紫式部日記」
大辞林 ページ 139356。