複数辞典一括検索+![]()
![]()
うつ・る [2] 【移る】 (動ラ五[四])🔗⭐🔉
うつ・る [2] 【移る】 (動ラ五[四])
(1)人や物が,ある所から別の所へ動く。移動する。移転する。「本船からボートに―・る」「大阪から京都へ―・る」「住まいを―・る」
(2)人や組織の配置・地位・職務などが別のものに変わる。転ずる。「庶務課から人事課に―・る」「うちの大学も郊外に―・ることになった」「もっと給料のいい会社に―・りたい」「定年を前に会社を―・るには決心がいる」「都が奈良から京都に―・る」
〔「都がうつる」は「遷る」と書く〕
(3)関心の対象が別のものに変わる。転ずる。「はじめは古代語に関心があったが今は現代語に興味が―・った」「目が他に―・る」「心が…に―・る」
→情が移る
(4)色・香り・火などの一部が他の物に付着して離れなくなる。しみつく。「ジーパンと一緒に洗ったらシャツに色が―・ってしまった」「香りが―・る」
(5)病気などが他人に伝染する。「長男のはしかが次男に―・る」「君のあくびがみんなに―・った」
(6)(火事で)火が少し離れた他の物に及ぶ。燃え広がる。「火が倉庫に―・る」
(7)次の段階,動作に進む。「式典を終え祝賀会に―・る」「組み立てを終わって調整に―・る」「話は別のことに―・った」
(8)時が経過する。やや文学的な言い方。「時が―・る」「星霜(セイソウ)―・り人は去り」
(9)時が経過して色などが衰える。「花の色は―・りにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに/古今(春下)」
〔「移す」に対する自動詞〕
[可能] うつれる
大辞林 ページ 139425 での【移る動ラ五[四]】単語。