複数辞典一括検索+

うどん-げ [0][2] 【優曇華】🔗🔉

うどん-げ [0][2] 【優曇華】 〔「優曇」は梵語 udumbara の音訳「優曇波羅」の略〕 (1)クワ科の常緑高木。イチジクの近縁種。インド・セイロン島などに分布。花は壺状の花托の内面に生じ,果実は食用。花が外部から見えないところから,仏教では三千年に一度花が咲くといわれ,花の咲く時は金輪王(コンリンオウ)が出現するとも,また,如来が世に現れるとも伝えられる。 (2)バショウの花の異名。 (3)クサカゲロウの卵。楕円形の粒で,緑色,のち白色に変わる。糸状の細い柄の先に垂れ,草木・器物・天井などに群がってつき,花のように見える。吉兆とも凶兆ともいわれる。うどんげの花。[季]夏。《―にかざす仏の灯をかりぬ/富安風生》 (4)〔三千年に一度咲くとされていることから〕 きわめてまれなことに出あうことのたとえ。「たまたま逢ふこそ―なれ/狂言・花子」 優曇華(3) [図]

大辞林 ページ 139436 での優曇華単語。