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おおさか オホサカ 【大阪・大坂】🔗🔉

おおさか オホサカ 【大阪・大坂】 (1)近畿地方中部の府。かつての摂津国の東半部と和泉・河内二国を占める。大阪平野の主要部を占め,東は生駒・金剛山地,南は和泉(イズミ)山脈。1871年(明治4)設置。81年堺県(もとの大和国を含む)を合併。87年以前の大和国が奈良県として分離し,現在の府域となる。府庁所在地,大阪市。 (2)大阪府中部,大阪湾に臨む市。府庁所在地。指定都市。淀川・大和川下流の三角州に位置。西日本の経済・交通の中心地。古代の難波(ナニワ)の地で,瀬戸内海から大和地方に入る水陸交通の要地。1496年蓮如が石山本願寺を建立,1583年その跡に豊臣秀吉が大坂城を築き,以来商業が発達。江戸時代には幕府の直轄地となり,各藩の蔵屋敷が設けられるとともに諸国の物資の集散地となり,「天下の台所」「町人の町」として繁栄。もと「大坂」と書いたが,1871年(明治4)大阪府は「坂」を「阪」に改めた。 〔中世・近世では「おおざか」が普通だった〕

大辞林 ページ 140028 での大阪単語。