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おとし-ぶみ [3][0][4] 【落(と)し文・落(と)し書】🔗🔉

おとし-ぶみ [3][0][4] 【落(と)し文・落(と)し書】 (1)公然とは言えないことを文書にして落としておくもの。落書(ラクシヨ)。「物によせて歌を作りて―にし侍れば/筑波問答」 (2)江戸時代,火付けなどの脅迫文を書いて家に投げ込んだ文書。捨て文。 (3)オトシブミ科の甲虫。体長8ミリメートル内外。首が細長く,前胸部は三角形。体は黒く,上ばねは赤い。広葉樹の葉を巻いて巣を作り,中に産卵する。シベリアから日本にかけて分布。ナミオトシブミ。[季]夏。《―ゆるく巻きたるもの悲し/山口青邨》 〔巣の形が巻き紙に似ているとして「ホトトギスの落とし文」などといわれたことから転じた名〕

大辞林 ページ 140340 での落(と)し文単語。