複数辞典一括検索+![]()
![]()
おとし-づの [3] 【落(と)し角】🔗⭐🔉
おとし-づの [3] 【落(と)し角】
四月ごろから初夏にかけて,自然に抜け落ちる鹿(シカ)の角。落ち角。[季]春。《山裾や草の中なる―/虚子》
おとし-づみ [0] 【落(と)し積み】🔗⭐🔉
おとし-づみ [0] 【落(と)し積み】
石垣の積み方の一。長方形の石を隣の石に寄りかかるように斜めに置き並べる積み方。また,その石垣。
おとし-てんじょう ―ジヤウ [4] 【落(と)し天井】🔗⭐🔉
おとし-てんじょう ―ジヤウ [4] 【落(と)し天井】
「落ち天井」に同じ。
おとし-どころ [0] 【落(と)し所】🔗⭐🔉
おとし-どころ [0] 【落(と)し所】
話し合いなどの前に,あらかじめ考えておく結論。「―をさぐる」
おとし-ぬし [3] 【落(と)し主】🔗⭐🔉
おとし-ぬし [3] 【落(と)し主】
金品を落とした,または置き忘れた人。
おとし-ばなし [4] 【落(と)し話・落(と)し噺】🔗⭐🔉
おとし-ばなし [4] 【落(と)し話・落(と)し噺】
最後を洒落(シヤレ)や地口(ジグチ)で結ぶ短い話。近世,江戸での呼称。落とし話を核に筋を発展させると落語になる。
おとし-ばらげ 【落(と)し散毛】🔗⭐🔉
おとし-ばらげ 【落(と)し散毛】
江戸時代の女性の髪の結い方の一。鬢(ビン)さしや髱(タボ)さしを用いないで,鬢や髱をふっくらと結うもの。
おとし-ぶた [3][0] 【落(と)し蓋】🔗⭐🔉
おとし-ぶた [3][0] 【落(と)し蓋】
煮物や漬物をするとき,材料の上に直接のせて用いる蓋。なべや容器の中にすっぽり入る。さしぶた。
おとし-ぶみ [3][0][4] 【落(と)し文・落(と)し書】🔗⭐🔉
おとし-ぶみ [3][0][4] 【落(と)し文・落(と)し書】
(1)公然とは言えないことを文書にして落としておくもの。落書(ラクシヨ)。「物によせて歌を作りて―にし侍れば/筑波問答」
(2)江戸時代,火付けなどの脅迫文を書いて家に投げ込んだ文書。捨て文。
(3)オトシブミ科の甲虫。体長8ミリメートル内外。首が細長く,前胸部は三角形。体は黒く,上ばねは赤い。広葉樹の葉を巻いて巣を作り,中に産卵する。シベリアから日本にかけて分布。ナミオトシブミ。[季]夏。《―ゆるく巻きたるもの悲し/山口青邨》
〔巣の形が巻き紙に似ているとして「ホトトギスの落とし文」などといわれたことから転じた名〕
大辞林 ページ 140340。