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おの-ず-から ―ヅ― [0] 【自ずから・自ら】 (副)🔗⭐🔉
おの-ず-から ―ヅ― [0] 【自ずから・自ら】 (副)
〔「己(オノ)つ(助詞)柄(カラ)」で,他から力を加えることなく,それ自身の力で,が原義〕
(1)自然に。ひとりでに。「弁解しなくとも―分かってもらえる時が来るだろう」「読書百遍義―見(アラワ)る」
(2)(自然の赴く所として)数あるうちにはまれに。長い間にはたまに。「されども―正直の人などかなからん/徒然 85」
(3)いつの間にか。知らず知らずのうちに。「―数年を経ぬ/今昔 6」
(4)たまたま。偶然に。「―はしつかた,局などにゐたらむ時もいへかし/枕草子 8」
(5)(仮定・推測の語とともに用いて)万一。ひょっとしたら。「―後まで忘れぬ御事ならば,召されてまたは参るとも,今日はいとまたまはらん/平家 1」
(6)きっと。たぶん。「乗るべき車なくてえ参らずは,―聞こし召しつけて賜はせもしてむ/枕草子 278」
大辞林 ページ 140383 での【自ずから副】単語。