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お-まえ ―マヘ 【御前】🔗⭐🔉
お-まえ ―マヘ 【御前】
■一■ (名) [2]
(1)神仏・貴人の前。おんまえ。みまえ。「神の―にぬかずく」
(2)身分の高い人を直接にさすことを避けていう語。「―にはいと悩ましげにて/落窪 1」
(3)(「…のおまえ」の形で)身分の高い人を敬う気持ちで付ける語。「殿の―は三十より関白せさせ給ひて/大鏡(道長)」
■二■ (代) [0]
(1)二人称。(ア)同等またはそれ以下の相手をさしていう。多く男性が用いる。「―はなんというだらしない男だ」(イ)相手を敬っていう語。男女ともに用いる。あなたさま。「―にだにつつませ給はむことを,ましてことびとはいかでか/源氏(手習)」
(2)三人称。第三者を敬っていう語。あのかた。「これは―に参らせ給へ/源氏(玉鬘)」
〔二人称としては近世前期までは最も高い敬意をもって用いられたが,次第に敬意が薄れ,明治以降は対等またはそれ以下の者に対する語となった〕
大辞林 ページ 140428 での【御前】単語。