複数辞典一括検索+

およ・ぶ [0][2] 【及ぶ】 (動バ五[四])🔗🔉

およ・ぶ [0][2] 【及ぶ】 (動バ五[四]) (1)ある動きやその影響が伝わっていって,ある離れた所にまで達する。「近代文明の―・ばぬ未開の地」「わが身に被害が―・ぶ」「君にまで迷惑が―・ぶとは思わなかった」 (2)範囲が次第に広がって,ある点にまで達する。「北海道から中部地方に―・ぶ広い地域での地震」「話題が戦時中のことに―・ぶ」 (3)ある数量・時刻・段階に達する。「前後一〇回に―・ぶ折衝」「会議はしばしば深夜に―・んだ」「この期に―・んで中止と言われても困る」 (4)能力・地位・実績などの程度が,ある水準に達する。匹敵する。「彼の芸はまだ師匠には遠く―・ばない」「体力では彼の足元にも―・ばない」 (5)ある範囲全体に行き渡る。「あんな結末を迎えるとは全く想像も―・ばなかった」「私も力の―・ぶ限り協力いたします」 (6)届く。何とかすることができる。「―・ばぬ恋」「くやしがっても―・ばない」 (7)事態が進展していって,そういう状態にまでなる。「酔っぱらって乱暴狼藉に―・んだ」「ついに犯行に―・ぶ」 (8)多く「…するには及ばない」の形で,…する必要がない,…しなくてよい,の意を表す。「自分で行くには―・ばない」「いえ,それには―・びません」「言うにや―・ぶ」 (9)体を伸ばして届かせる。「枕上なる扇,わが持たるして―・びてかきよするが/枕草子 36」 [慣用] 言うに及ばず・一議に及ばず・是非に及ばず・力及ばず

大辞林 ページ 140505 での及ぶ動バ五[四]単語。