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かかり-むすび [4] 【係(り)結び】🔗🔉

かかり-むすび [4] 【係(り)結び】 (1)(広義には)主に文語において,文中に係助詞または疑問詞が用いられた時,それに呼応して文末の活用語が一定の活用形をとる現象。 (2)(狭義には)文語において,文中に係助詞「ぞ」「なむ(なん)」「や」「か」が用いられる時,文末を連体形で結び,係助詞「こそ」が用いられる時,已然形で結ぶ現象。これは,すでに上代から見られるが,中古において特に発達し,ひろく行われるに至った。しかし,中世以降,終止形と連体形が同じ語形になるとともに次第に衰えていった。

大辞林 ページ 140857 での係(り)結び単語。