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かかり-じょし [4] 【係(り)助詞】🔗⭐🔉
かかり-じょし [4] 【係(り)助詞】
助詞の一類。いろいろの語に付いて,それらにある意味を添えて下の用言や活用連語にかかり,それらの用言や活用連語の述語としての働きに影響を及ぼすもの。口語では「は」「も」「こそ」「さえ」「でも」「しか」「だって」,文語では「は」「も」「ぞ」「なむ(なん)」「や」「か」「こそ」などがある。けいじょし。
→係り結び
かかり-ちょう ―チヤウ [3] 【係長】🔗⭐🔉
かかり-ちょう ―チヤウ [3] 【係長】
係員の長。普通,課長の下の職。
かかり-むすび [4] 【係(り)結び】🔗⭐🔉
かかり-むすび [4] 【係(り)結び】
(1)(広義には)主に文語において,文中に係助詞または疑問詞が用いられた時,それに呼応して文末の活用語が一定の活用形をとる現象。
(2)(狭義には)文語において,文中に係助詞「ぞ」「なむ(なん)」「や」「か」が用いられる時,文末を連体形で結び,係助詞「こそ」が用いられる時,已然形で結ぶ現象。これは,すでに上代から見られるが,中古において特に発達し,ひろく行われるに至った。しかし,中世以降,終止形と連体形が同じ語形になるとともに次第に衰えていった。
かかり [1] 【掛(か)り・懸(か)り】🔗⭐🔉
かかり [1] 【掛(か)り・懸(か)り】
〔動詞「かかる(掛)」の連用形から〕
(1)費用がかかること。出費。《掛》「―がかさむ」
(2)攻めること。特に囲碁で,隅を占めた相手の石を攻めるため自分の石を打つこと。《掛》「―の石」「高(タカ)―」
(3)落ちたり,すべったりしないようにこしらえたもの。また,釣り針の返し。「向う状(ザマ)に椅子の―に俯伏せになると/婦系図(鏡花)」
(4)(邦楽などで)本演奏の前に奏する部分。
(5)髪の垂れ下がったようす。「うちうつぶし給へる髪の―/源氏(宿木)」
(6)蹴鞠(ケマリ)をする庭の四隅に植えた木。正式には北東に桜,南東に柳,南西に楓(カエデ),北西に松を植える。
(7)かまえ。作り方。構造。「いづれも同じ局の―/浄瑠璃・油地獄(下)」
(8)世話になること。頼ること。また,頼る人。「主(シユウ)に―の身なれば/浮世草子・真実伊勢物語」
(9)(和歌・連歌・能楽などで)風情。趣。姿。風体。様子。感じ。「姿―まことにいつくしさたとへん方なし/御伽草子・文正」
→がかり(掛)
大辞林 ページ 140857。