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か・く [1] 【掻く】 (動カ五[四])🔗⭐🔉
か・く [1] 【掻く】 (動カ五[四])
(1)指先や細い物の先端を物の表面にあてがって強くこする。ひっかく。「かゆい所を―・く」「犬が前足で地面を―・く」「へらで壁を―・いて古いペンキを落とす」
(2)かたい物の表面に刃物を当てがって,削って細かくする。「かつおぶしを―・く」「氷を―・く」
(3)手や道具の先を往復させるようにして,一面にある物を押しのけたり,寄せ集めたりする。「道路の雪を―・く」「オールで水を―・く」
(4)細い物の先などで,器に入れた物を混ぜる。「からしを―・く」
(5)犂(スキ)などで田畑をすき返す。「田を―・く」
(6)刀を手前に引いて切る。「敵の大将の寝首を―・く」
(7)琴を弾じる。かきならす。「しが余り琴に作り―・きひくや/古事記(下)」
(8)指先を物に立ててつかむ。「倉梯山(クラハシヤマ)を嶮(サガ)しみと岩―・きかねて我が手取らすも/古事記(下)」
(9)報酬や賭けに勝った金を得る。「高駄賃―・くからは大事の家職/浄瑠璃・冥途の飛脚(上)」
(10)髪をくしけずる。「朝寝髪―・きも梳(ケズ)らず/万葉 4101」
(11)手を振り回す。また,鳥が羽ばたく。「ただ手を―・きおもてをふり/蜻蛉(中)」
[可能] かける
[慣用] 裏を―・寝首を―・欲を―
大辞林 ページ 140909 での【掻く動カ五[四]】単語。