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か・く [1] 【書く・描く・画く】 (動カ五[四])🔗⭐🔉
か・く [1] 【書く・描く・画く】 (動カ五[四])
〔「掻く」と同源〕
(1)文字・記号・絵画・図形を物の表面に記す。(ア)文字・記号を記す。《書》「鉛筆で字を―・く」「日記を―・く」(イ)絵画・図形を表す。《描・画》「画用紙に絵を―・く」「トンビが輪を―・いて飛ぶ」「菅の根を衣に―・き付け着せむ児もがも/万葉 1344」
(2)ある思想内容を文章にする。《書》「恩師に手紙を―・く」「小説を―・く」
[可能] かける
か・く [1] 【舁く】 (動カ五[四])🔗⭐🔉
か・く [1] 【舁く】 (動カ五[四])
(二人以上で)肩にのせて運ぶ。「駕籠(カゴ)を―・く」「夫人をば輿に載せて―・かせ/即興詩人(鴎外)」
[可能] かける
か・く [1] 【掻く】 (動カ五[四])🔗⭐🔉
か・く [1] 【掻く】 (動カ五[四])
(1)指先や細い物の先端を物の表面にあてがって強くこする。ひっかく。「かゆい所を―・く」「犬が前足で地面を―・く」「へらで壁を―・いて古いペンキを落とす」
(2)かたい物の表面に刃物を当てがって,削って細かくする。「かつおぶしを―・く」「氷を―・く」
(3)手や道具の先を往復させるようにして,一面にある物を押しのけたり,寄せ集めたりする。「道路の雪を―・く」「オールで水を―・く」
(4)細い物の先などで,器に入れた物を混ぜる。「からしを―・く」
(5)犂(スキ)などで田畑をすき返す。「田を―・く」
(6)刀を手前に引いて切る。「敵の大将の寝首を―・く」
(7)琴を弾じる。かきならす。「しが余り琴に作り―・きひくや/古事記(下)」
(8)指先を物に立ててつかむ。「倉梯山(クラハシヤマ)を嶮(サガ)しみと岩―・きかねて我が手取らすも/古事記(下)」
(9)報酬や賭けに勝った金を得る。「高駄賃―・くからは大事の家職/浄瑠璃・冥途の飛脚(上)」
(10)髪をくしけずる。「朝寝髪―・きも梳(ケズ)らず/万葉 4101」
(11)手を振り回す。また,鳥が羽ばたく。「ただ手を―・きおもてをふり/蜻蛉(中)」
[可能] かける
[慣用] 裏を―・寝首を―・欲を―
大辞林 ページ 140909。