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か・ねる [2] 【兼ねる】 (動ナ下一)[文]ナ下二 か・ぬ🔗🔉

か・ねる [2] 【兼ねる】 (動ナ下一)[文]ナ下二 か・ぬ (1)二つ以上のはたらき・役割を併せもつ。「食堂と居間を―・ねた部屋」「趣味と実益を―・ねた仕事」 (2)本務の他に別の職務を同時に務める。「首相が外相を―・ねる」 (3)遠慮する。心をおしはかる。気兼ねする。「気を―・ねる」「母親が兄の手前を―・ねて/春の鳥(独歩)」「虎は又,十郎が心を―・ねて/曾我 6」 (4)将来のことまで予定する。「千年を―・ねて定めけむ奈良の都は/万葉 1047」 (5)長い時間または広い距離に及ぶ。「あらたまの年月―・ねてぬばたまの夢に見えけり君が姿は/万葉 2956」「桜咲く四方の山辺を―・ぬるまに/山家(春)」 (6)(動詞の連用形に付いて)(ア)しようとしてもできない。…することに堪えられない。「引き受け―・ねる」「見るに見―・ねて手伝う」(イ)(「…かねない」の形で)その可能性があることを表す。…するかもしれない。…しそうだ。「放っておいたら自殺し―・ねない」「そのまま出て行き―・ねない」 [慣用] 大は小を―

大辞林 ページ 141370 での兼ねる動ナ下一単語。