複数辞典一括検索+

かばね [0] 【姓】🔗🔉

かばね [0] 【姓】 (1)古代の豪族が氏(ウジ)の下につけた称号。臣(オミ)・連(ムラジ)・造(ミヤツコ)・直(アタイ)・首(オビト)・史(フビト)・吉士(キシ)など三十種余に及ぶ。古くは氏人が氏の長(オサ)に付した尊称であったが,朝廷のもとに諸豪族が組織づけられるにつれて政治的・社会的な序列を示すものとなり,世襲されるようになった(氏姓制度)。684年,天武天皇が八色(ヤクサ)の姓を定め,皇親を中心として再編成したが,氏よりも家(イエ)に分裂する傾向が強まる中で自然消滅した。 (2)氏(ウジ)。「皇胤なれど―給ひてただ人にて仕へて/大鏡(基経)」

大辞林 ページ 141384 での単語。