複数辞典一括検索+

くち-おし・い ―ヲシイ [4] 【口惜しい】 (形)[文]シク くちを・し🔗🔉

くち-おし・い ―ヲシイ [4] 【口惜しい】 (形)[文]シク くちを・し (1)残念だ。くやしい。やや古風な言い方。「生家も人手に渡って―・い思いをした」 (2)期待はずれだ。失望を感じる。「遊びもしは見すべきことありて呼びにやりたる人の来ぬ,いと―・し/枕草子 98」 (3)取るに足りない。言うに足りない。大したことはない。「取るかたなく,―・しききはと,優なりと覚ゆばかりすぐれたるとは/源氏(帚木)」 〔語源未詳。一説に「朽ち惜し」の意とも。自分の行為を後悔する気持ちを表す「くやし」とは区別して使われていたが,室町時代頃から混同されるようになった〕 [派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)

大辞林 ページ 142892 での口惜しい形単語。